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ヒディンク軍団、連休返上で体作りに専念

ヒディンク軍団、連休返上で体作りに専念

Posted December. 29, 2001 14:02,   

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慌ただしい歳末の雰囲気。どんちゃん騒ぎしがちな時だ。しかし、サッカーの2002年ワールドカップ本大会を5ヵ月に控えた「ヒディンク軍団」に、歳末の余裕は有り得ない話だ。

韓国代表チームのレフト・ストライカーとしての立地を固めた李天秀(イ・チョンス、21、高麗大)も、年末連休のない選手の一人。新聞、放送からのインタビューと出演要請、各種行事への参加要請が相次いでいるが、運動は一日も休まない。午前は大抵ウェート・トレーニングとランニングなどで体力を固め、日程がある午後も運動は休まない。乗用車にユニホームを載せて出掛けるほどだ。

李選手をはじめとする代表チームの選手たちは、ヒディンク監督から宿題を出された。いわゆる「パワー・ウェート・トレーニング・プログラム」だ。脚と腹筋の強化に重きを置いたこのプログラムは、選手によって運動方法や回数など、処方が違う。ひざと腹筋、ももの後ろ側の筋肉運動を集中的に行う李選手の場合は、普通1時間以上を必要とする。

体力強化のために行う「墓地訓練」も、李選手の重要なスケジュールの一つ。家の近くにある仁川(インチョン)市立共同墓地の険しい坂を、40分ほど休まずに走って登る訓練は、体力なら代表チームで「我こそは」という李選手にもままならないコース。彼は「代表チームの体力テストでトップになったのは、坂登りのお陰」と言い、「墓地は祖父と祖母のお墓参りもできて、訓練場所としては最適」と述べた。

国内のプロチームに所属している選手たちは、ほとんどチームの練習に参加して体作りに力を入れている。

27日に所属チームの練習に合流した宋鍾国(ソン・ジョングク、23、釜山アイコンス)は、 釜山キャンプに行く前まで、ソウルの自宅近くにあるマンション団地で、一人で練習をしてきた。彼は「人々の目を避けて普通は夜9時以降から練習に入る」と言い、「歳末の雰囲気を感じる暇なんかない」と語った。チェ・テウク(21・安養LG)も26日から所属チームの晋州(チンジュ)キャンプに参加している。試合の途中、長く走ると脚にけいれんが起こる現象を直すために、脚に力を入れている。左ひざの補強訓練を指示されたイ・ウルヨン(26、富川SK)は、「29日にチームの練習が終わってからも、球団の練習場を利用する計画」といって意志を燃やしており、金泰映(キム・テヨン、31、全南ドラゴンズ)は、左ひざの負傷でイルサンの病院でリハビリに専念した後、27日からチーム練習に招集された。

忙しい休暇を送っているのは、このように汗を流している選手だけではない。コーチたちも毎日選手たちに電話をかけて、コンディションや練習の進度を点検することで忙しい。これも、ヒディンク監督から与えられた任務だ。



朱性元 swon@donga.com