「ぼろもうけ」として浮かび上がっているクレジットカード市場を巡って、新規企業と既存企業との激しいもみ合いが予想される。 去年の年末からBC、三星(サムスン)、LG、国民(ククミン)カードの4強体制に挑戦する新しい企業が相次いで登場している。
平和(ピョンファ)銀行とハンビッ銀行のクレジットカード事業部門を統合して、去年12月31日に新たに出発した「ウリクレジットカード」は、黄錫熙(ファン・ソクヒ)前平和銀行長を新社長に選任した。朝興(チョフン)銀行とハナ銀行はクレジットカード部門を分社して、外資誘致を進めている。新韓(シンハン)金融持株会社もクレジットカード会社を設立する計画だ。 ロッテグループも400万人以上のデパートカード会員をターゲットに設定し、上半期にクレジットカード業界への進出を狙って取り組んでいる。 産銀(サンウン)キャピタルは、韓国で初めて「企業購買専用カード」を発行する計画だ。
これらの企業が全部独立カード法人を設立する場合、クレジットカード会社は、これまでのBC、国民、外換(ウェファン)、三星、LG、現代(ヒョンデ)、東洋(ドンヤン)の7社から13社に増える。
既存のクレジットカード4強がけん制しているのは、去年、現代自動車グループに売却されたダイナスティーカード。 グループの後光を背景にして今月末ころ、ビザカードまで取り扱う攻撃的な営業に乗り出す見通しだ。 現代カードの関係者は、「自動車カードなどのさまざまな新商品を開発して、先頭グループへの進入を狙うだろう」と明らかにした。
クレジットカード業界が戦国時代に入った原因は、クレジットカード使用金額に対する政府の所得控除幅の拡大と、家計消費支出の増大などでクレジットカード市場が急成長してきたためだ。
朴來正 ecopark@donga.com