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高校生操縦の小型機が42階ビルに激突 米フロリダ州

高校生操縦の小型機が42階ビルに激突 米フロリダ州

Posted January. 07, 2002 09:17,   

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15歳の高校生が操縦するセスナ172R型機が、5日午後5時頃(現地時間)米フロリダ州タンパ市の42階建てビル「バンク・オブ・アメリカ」の28階に激突し、少年が死亡したが、他に死傷者は出なかった。

沿岸警備隊とホワイトハウスの報道官は、この衝突がテロである可能性はないと語った。

小型機は、ビル28階の外壁にぶつかったのに火事は起こらなかった。 また人通りの少ない週末の午後だったため、ビル内部や地上にも他に死傷者は出ていない。

しかし、ビルに飛行機が突き刺さって後部がぶら下がっている画面が、CNNなどのニュースに映ると、米国人は「9月の同時多発テロ」を思い浮かべ、不安に震えた。

小型機を操縦していたチャールズ・J・ビショップ君(パームハーバー・イストレーク高校)は、2年前から米空港アカデミーで飛行訓練を受けていたが、単独飛行が許される年齢にはまだ1年残っていた。

関係者は、ビショップ君はタンパの高級住宅街であるパームハーバーで、母親と一緒に住んでいたが、普段は問題を起こしたことがない平凡な少年だったという。

ビショップ君は5日、小型機を点検していた時に、離陸許可を受けずにタンパのセント・ピーターズバーグ・クリアウォーター空港を離陸し、沿岸警備隊の着陸命令を無視してバンク・オブ・アメリカビルの方向に突っ込んだという。 彼が故意に激突したかどうかは、まだ明らかになっていない。

この日、カリフォルニア、コロラド、プエルトリコの3ヵ所でも、飛行機事故があり、合わせて8人が死亡したが、テロとは関連がないとされている