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日本で北朝鮮貨物船捜索騒ぎ

Posted January. 08, 2002 09:07,   

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6日午後7時ごろ、日本の神奈川県藤沢市の江の島海岸に「ウエットスーツ姿の5、6人の不審者が上陸した」という通報があり、海上保安庁が捜索にあたった。

日本のマスコミによると、海上保安庁は通報を受け航空機と巡視艇を使って捜索したところ、7日午前1時ごろ、不審者が目撃されたとされる地点から25キロ離れた城ケ島沖に、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の旗をつけて停泊していた1万トン級の貨物船「ソナム」を発見した。

海上保安庁は、立ち入り検査を行なおうとしたが、貨物船はこれを拒否して航行を始め、7日午前10時半ごろ、80キロ余り離れた千葉県船橋市の船橋中央埠頭に接岸した。海上保安庁は、同日正午ごろから立ち入り検査を行なった。

一方「不審者を目撃した」と通報した男性(41)は「6日午後7時ごろ、江の島海岸から30〜40メートル離れた海面から筒状の物体が浮かび上がるのを目撃した。そこからウエットスーツを着た5、6人が出てきて泳いで岸まで辿り着き、崖を登った後、姿を消した」と語っている。

貨物船「ソナム」は、鉱石運搬船で、中国の上海港で鉱石を8千トン積み、3日に船橋港に向かって出港した。船橋港で鋼材5千トンを積んだ後、インドに向かう予定だった。

日本の捜索当局は「不審者目撃」通報にあいまいな点があり、貨物船「ソナム」も、予め日本の代理店に「エンジントラブルを起こしたので停泊する」と連絡していたことなどから、慎重な態度をみせている。



ksshim@donga.com