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「南北対話再開に条件なし」韓国政府

Posted January. 10, 2002 09:27,   

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韓国政府が早ければ今月中に朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に「条件なし」の南北当局間の協議を呼びかける方針であることが9日、明らかになった。

政府はまた、当局間の対話が再開できるよう、すでに北朝鮮側が対象者の選定作業を完了した第4回離散家族相互訪問と対北米支援など、経済協力問題を話し合う第2回経済協力推進委員会の優先的な開催を北朝鮮政府に働きかける。

政府当局者は「今年、W杯サッカーと大統領選を行う韓国側と、金日成(キム・イルソン)主席誕生90周年など大規模な祝賀行事を控えた北朝鮮側の日程を勘案したところ、時間が多くない」と述べ、「遅くとも来週には開催されると予想される北朝鮮の政党・社会団体連合会議を見極めながら、詳細な当局間の対話再開時点を決定する方針だ」と話した。

また「北朝鮮側も4月末から2ヵ月間にわたり、平壌(ピョンヤン)5・1競技場で行われる『アリラン祝典』に韓国側の観光客の訪問を希望していることから、当局間の対話の必要性を感じている。金正日(キム・ジョンイル)総書記誕生60周年(2月16日)の前に当局間の対話が再開されることを期待する」と付け加えた。

政府は10日、金大中(キム・デジュン)大統領も出席して国家安全保障会議を開き、このような南北対話の再開構想などを盛り込んだ、今年の対北政策、外交・安保政策の推進方針を点検する予定だ。

政府は経済協力推進委員会の開催、離散家族相互訪問などが4月以前に無理なく推進される場合、民間交流⇒閣僚級会談の開催⇒京義線連結などの順で対北政策を推進する計画である。

これに関連して8日、大統領府青瓦台(チョンワデ)で開かれた統一・外交分野の国政懇談会で金大統領は「南北間で京義線がつながれれば、南北関係の緊張を解消するほかに、国際社会の信頼度を高め経済発展の一翼になる」と京義線の復元に意志を示したと参加者は語った。

洪淳瑛(ホン・スンヨン)統一部長官は9日、野党ハンナラ党の李康斗(イ・ガンドゥ)政策委議長と昼食の折、政府の対北政策の推進方針について野党の協力を要請したとされる。



金影植 spear@donga.com