「タンク」崔京周、３日連続の「トップ１０」

「タンク（戦車）」のニックネームを持つ、プロゴルファーの 崔京周（チェ・ギョンジュ、３２、テーラーメード）は昨年、１・２ラウンドで順調な滑り出しをみせていながら、３・４ラウンドでバランスを崩してしまうなど、持久力が続かず苦戦を余儀なくされた。

その 崔京周が、今年はどこまで変れるだろうか。

１３日、ハワイ・ホノルルにあるワイアライカントリークラブ（パー７０）で開かれた、米ＰＧＡツアー・ソニーオープン（賞金総額４００万ドル）の第３ラウンド。

前日、バーディーを７つ（ボギー２）も記録して、順位を１０位タイから５位タイまで引上げた 崔京周はこの日、１番ホールでボギー、続く２番ホールではダブルボギーをたたいて前半だけで２打を落としてしまい、２０位タイまで落ちて、辛い過去の二の舞を踏むかのように思われた。ところが後半に入り、１０番ホールでのバーディーに続く１６、１７番ホールの連続バーディーで前半の不振を盛り返し１打を減らして、中間スコアー８アンダーの２０２をマークし、再び順位を８位タイに引き上げた。

一度揺れはじめると、収拾がつかないくらい崩れてしまっていた以前とは違って、一段と成熟した危機管理能力が引き立つ場面だった。

自らのツアーシーズン最初の大会で、３日連続１０位入りを果した崔京周は、通算７度目の「トップ１０」まであと一歩のところまで近づいた。

一方、ホッケー選手出身のジェリー・ケリー（３６）は、１４アンダーの１９６で単独トップに躍り出て、ＰＧＡツアー出場通算２００大会ぶりに、初優勝という夢に膨らんでいる。昨年ＰＧＡチャンピオンシップで優勝したデービッド・トムズ（米）は、１日で７打を盛り返す勢いで１２アンダーを記録、ジョン・クック（米）と並んで２位タイをマーク。先週、メルセデスチャンピオンシップの優勝に続き、２連勝をねらうセルジオ・ガルシア（スペイン）は、トップに１０打遅れの３０位タイに止まり、２週連続の優勝は難しいとみられる。

金鍾錫 kjs0123@donga.com