優れた教育条件を求めてソウル江南(カンナム)地域に転校しようとする現象が深まっている中、江南地域では、外国留学のため自主退学するケースが、他の地域よりも最高で6倍も多いなど、江南地域が早期留学をリードしていることが分かった。
ソウル市教育庁によると、留学や移民のために学校を辞めた中学高校生は、昨年は4376名に達し、2000年の3707名よりも18%(699名)も増えた。
その中で高校生は1908名で、前年度(1906年)と同じ水準だが、中学生は2000年が1801名、昨年は2468名で、37%も増えた。
留学移民などで自主退学した中学生の数を教育庁別にみると、△東部(トンブ)△城北(ソンブック)△銅雀(トンジャク)128名 △中部(チュンブ)144名 △南部(ナムブ)△西部(ソブ)182名△ 北部(ブッブ)248名 △江西(カンソ)316名 △江東(カンドン)390名△ 江南601名 となっている。
生活水準や教育熱意の高い、江南、江東、江西(木洞)の3つの地域で、自主退学中学生の52.9%を占め、とくに江南は、東部や城北に比べて6倍も多かった。
このような早期留学ブームに乗って、留学や移民に行った中学生は、98年1422名、99年は1673名、2000年は1801名と、年々増加傾向を見せている。
市教育庁関係者は「江南地域は自主退学する中学生が多く、他の地域より生徒の定員に余裕が生じる現象もある」と述べた。
洪性哲 sungchul@donga.com