Go to contents

パス21資金、政・官界への流入を追跡

Posted January. 14, 2002 09:36,   

한국어

尹泰植(ユン・テシク)ゲートを捜査中のソウル地検は13日、政・官界の人物らが尹容疑者から金を受け取り事業を手助けした可能性があるとみて、尹容疑者が大株主をしていた会社、パス21の資金の流れを厳密に追跡していることを明らかにした。

検察関係者は「尹容疑者個人だけでなく、パス21と会社関係者らの資金取り引きの内容を広範囲に調べている」とし、「しかし今のところ、高級公務員や政治家に金が手渡されたという手掛かりはつかめていない」と話している。

検察によると、尹容疑者は「事業で儲けた金を社会に納め、パス21の技術が政府に導入されれば、予算を削減できる」と言って、朴鉂瑩(パク・ジュンヨン・元大統領公報首席秘書官)前国政広報処長に接近し、朴前処長の紹介で保健福祉部など3つの政府省庁で技術デモンストレーションを行った。

朴前処長は昨年9月、公報首席秘書官から国政広報処長にポストが移った直後、事務室を訪れた尹容疑者から「事業が海外に拡張している」という話を聞き、日頃付き合いのあった食堂の女性従業員の就職を頼んだという。

検察はまた、ハンナラ党の李祥羲(イ・サンヒ)国会議員が、2000年11月にパス21の関係者らを米シリコンバレーの企業説明会に行けるよう口利きをし、その代価を受け取ったかどうかも調べている。

これに加えて、検察は昨年5月、尹容疑者に10億ウォンを貸し付け、その代価として時価2億5000万ウォン相当のパス21株式5000株を受け取った疑いで教員ナラ信用金庫社長の金泰中(キム・テジュン・50)容疑者を13日逮捕した。

また、尹容疑者からパス21の株式1000株と現金と法人カードを受け取った某経済新聞幹部を召喚し、取り調べした。

検察は尹容疑者とともに、李鐘賛(イ・ジョンチャン)元国家情報院長らを召喚した他、パス21株式を保有している金永烈(キム・ヨンニョル)ソウル経済新聞社長を週明けに召喚し、取り調べる方針であると明らかにした。

一方、検察は12日、尹容疑者からパス21を宣伝するような内容の記事を書いた代価として、同社の株1300株を廉価で買い入れ、1億ウォン余りの利益を手にした疑いで前毎日経済新聞中小企業部長のミン・ホギ容疑者(43)を逮捕した。



李明鍵 gun43@donga.com