李容湖(イ・ヨンホ)ゲートの再捜査に取り組んでいる車正一(チャ・ジョンイル)特別検事チームは、16日、G&Gグループの系列会社であるサムエ・インダスの海外転換社債(CB)を購入するために、デヤン相互信用金庫のオーナー、キン・ヨンジュン氏(42)が作った、300万ドル(およそ38億ウォン)規模のBファンド加入者のリストが保存されているとみられる、金氏のパソコンのハード・ディスク2台を押収して、内容の精密分析に乗り出した。
特検はこの作業を通じて、金氏が保管していた政官界へのロビー・リストとロビー内容の証拠を確保すると、この事件は大きな波紋を呼び起こすものとみられる。
特検は、16日午前、金氏がこれまで身を隠していたソウル江南区鋻潭洞(カンナムグ・チョンダムドン)の高級テラスハウスへ捜査官を送って、このハード・ディスクを押収した。
特検は金氏について、Bファンド加入者のリストの把握とともに、株価操作で得た利益154億ウォンが、政官界へのロビーのために使われたかどうかを集中的に調べており、金氏の各種の金融取引帳簿も押収して、資金の流れを追跡している。
特検はまた、金氏について、李被告と株価造作を共謀した経緯と、李被告の系列会社、インターピオンの株式横領の嫌疑についても李被告に尋問し、17日中に金氏に対して証券取引法違反などの疑いで拘束令状を請求する方針だ。
これとともに特検は、16日午前、サムエ・インダスの宝船引き揚げ事業についての情報を提供した疑いがもたれている金亨允(キン・ヒョンユン、拘束収監中)前国家情報院経済団長を召喚し、李被告と彼のロビーストである許玉錫(ホ・オクソク、拘束収監中)容疑者との関係、宝船の引き揚げ事業との関連性などについて調べた。
特検は、検察に求めた李容疑者関連の資料が到着し次第、愼承男(シン・スンナム)前検察総長の弟、愼承煥(シン・スンファン、拘束)容疑者と接触した前・現職検察幹部、約10人のうち、容疑が明らかになった7、8人に対して書面調査状を発送する方針だ。
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