Go to contents

韓国代表LAギャラクシーに敗退

Posted January. 18, 2002 09:48,   

한국어

守備と攻撃の二兎を得ることはやはり難しかったのか。

「攻撃ラインを強化」を、新年初のキーワードに掲げた韓国サッカー代表チームが、17日ロサンゼルスの隣りのフラントンで行われた米プロサッカー、LAギャラクシーとの練習試合で、全体的なバランスを失って不安なプレーを見せ、0—1で敗れてしまった。

しかし、劣悪なグラウンド事情と、これまで体力強化にだけ専念したことで選手の体が重かったことを考慮すれば、韓国のこの日のプレーは、それほど悪い方ではなかった。勝敗に意味を持たせず、選手のコンディションと攻撃戦術の点検に焦点を当てていただけに、失点も大きな意味はなかった。しかし、多様な攻撃ラインの確保という面においては、代表チームの戦術運用には多くの課題が残された。

▲前半〓ヒディンク監督は、プレースタイルが似ている崔龍洙(チェ・ヨンス)—金度勲(キム・ドフン)をツートップに、李天秀(イ・チョンス)をプレーメーカーにして、左側のMFのポジションを固めていた李乙容(イ・ウルヨン)を守備的MFに配置するなど、やや破格の実験をした。

李天秀の幅広く足早の動きを活用し、中央攻撃のルートを確保するための作戦だったが、かえって両サイドが弱くなり、相手に絶えず側面突破を許した。前半中盤以降、ギャラクシーの両サイドのOFが攻撃一辺倒のプレーを展開し、逆に逆襲できるチャンスが多かったが、守勢に追い込まれた金度勲と玄英敏(ヒョン・ヨンミン)がこれを活かすには、力不足だった。とくに、韓国はMFが頻繁にボールを奪われ、なかなか試合の流れを活かすことができなかった。

最前方のOFの動きも鈍かった。相手のDFを引っ張り出して入り込む空間を確保したり、最前方から積極的に攻め込む場面は見られなかった。ただ、崔龍洙と金度勲が守備のカバーをしながら、李天秀に数回、ミドルシュートのチャンスを与えたのは評価できる場面だ。

▲後半〓黄善洪(ファン・ソンホン)—車ドゥリのツートップに、朴智星(パク・ジソン)をプレーメーカーにして、守備的MFもキム・ナムイルと崔成勇(チェ・ソンヨン)を新しく投入して、選手の全体的なコンディションの点検に焦点を当てた。

プレーは前半より活気を帯びた。 黄善洪と崔成勇の2対1のパスが威力を発揮して相手の右側の側面を突破し、車ドゥリも新人らしくない度胸で、相次いでシュートを放った。

韓国の相次いだ中央、側面突破に、ギャラクシーは数回、ピンチを迎えた。問題は韓国のゴール決定力。 崔成勇の側面センタリングは頻繁に韓国選手の背を超え、車ドゥリのシュートも威力に欠けていた。

かえって、攻撃に熱を上げていた韓国は、ギャラクシーのたった一度の逆襲に崩れてしまった。ハーフライン付近から一度につながったスルパスを、ストライカー、テニスンが一瞬の内に2対1のバスに結び付け、李敏成(イ・ミンソン)とGK、金秉址(キム・ビョンジ)を振り切って決勝ゴールにつなげた。

ヒディンク監督はこの日の試合が終わった後、「4、5回のチャンスがあったが、それを活かせず残念だった。これから残された期間の間、ゴール決定力を高めることに重点を置きたい」と話す一方、「前半、MFがチャンスを作れなかった。何人かは体力をもっと鍛えなければならない」と辛口の指摘をした。



鞖克仁 bae2150@donga.com