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「eベイ神話」の裏にらつ腕の女性CEO

「eベイ神話」の裏にらつ腕の女性CEO

Posted January. 19, 2002 12:01,   

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米国のインターネットオークション会社「eベイ」が、めきめきと実績を上げている。

数多くのドットコム企業が倒産し、インターネット業界のリーダー格のヤフー、アマゾンのような企業でさえもぐらついている最中、eベイは、昨年の売上げが74%、純利益が50%も伸びるなどの急成長をみせた。現在eベイの株価は66ドル前後で、アマゾン(9ドル)、ヤフー(20ドル)などを大きく突き放した。184億ドル(約23兆9200億ウォン)に及ぶeベイの市場価値は、大手流通企業のシアーズとKマートの市場価値を合せた金額よりも多い。

米国の経営専門誌フォーチュンは最近号の中で、インターネットバブルが消えた後も、なお、高速成長を続けているeベイの最高経営責任者(CEO)兼社長、メグ・ホイットマンの経営手腕に集中的なフォーカスをあてた。ホイットマンは今年、この雑誌が選んだ「影響力のあるCEO25人」の中で、HP社のカリー・ピオリナ会長についで第2位に挙っている。財界では、おそらく来年にはホイットマン社長が最近コンパックとの買収交渉が壁にぶつかり、辞任の危機に置かれているピオリナ会長を制して、最高の女性経営者として浮上するものとみている。

創意力とチャレンジ精神をスローガンにして事業拡大に努める大多数のインターネット企業とは裏腹に、eベイは、徹底した「実績主義」の企業である。eベイの経営会議では、創意的なアイデアよりは、いかに多くの顧客がアクセスしたのか、人気のある商品はどれか、競売価格はいくらだったのか、売れ筋の企画商品はどれか、などについての綿密な統計がよく取り上げげられる。

ホイットマン社長は、79年にハーバード大学の経営大学院を卒業した後、98年、41歳でeベイに入社するまでおよそ20年間、多くのオフライン企業でキャリアーを積んだ。

現在eベイは、IBM、シアーズ、三菱など、30余りの大企業製品を販売している。事業開始からわずか1年で、自動車から衣類に至るまで多様な製品販売による売上げは、総売上げの半分に迫っている。

昨年、7億5000万ドルの売上げを記録したeベイは、4年以内に売上げを30億ドルに増やす計画だという。フォーチュン誌は、ホイットマン社長の経営能力から考えて、このような売上げ計画は、決して雲をつかむような話ではないと分析している。



鄭美京 mickey@donga.com