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63歳女社長 念願かない大学進学

Posted January. 19, 2002 12:00,   

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身体の障害を乗越えて昨年、大学修学能力試験(センター試験にあたる)を受け、話題を呼んだ60代の、中小企業を経営する「おばあちゃん社長」(本紙2001年11月7日付、A31面に掲載)が、今年の大学試験に合格した。

忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)にある清州科学大学キムチ学科の特別選考に受かった、蔚山市南区(ウルサンシ・ナムク)の(株)チョヤン通商代表の宋順童(ソン・スンドン、63)さんは18日、大学の関係者から合格の知らせを受け、喜びを隠せなかった。

宋さんは「キムチ博士」になって、韓国キムチの良さを世界中に伝えたいと語った。世界中の人々の食卓にキムチを載せたい、という抱負を実現できるようになったからだ。

宋さんは、中学中退が最終学歴となっているが、勉学への未練を捨て切れず、年を取ってから勉強を始めて99年と2000年にそれぞれ高校と大学入学検定試験に合格した後、大学修学能力試験に挑んだ。

若い頃に発病した関節炎のため、片方の足が不自由な第3級の肢体障害者である宋さんは「身体が不自由なうえに、人より遅れて始めた勉強のため苦労もあったが、希望していた勉強ができるようになって大変嬉しい。孫のような学生たちと一緒に勉強することを思うと、胸が弾む思いだ」と話した。

開城(ケソン)出身の宋さんは、韓国戦争の際に釜山(ブサンに)逃れ、その後81年に蔚山に移った後、現在の宅配会社を始めており、蔚山女性ロータリークラブの初代会長を務めるなど、精力的に社会活動をこなしている。



straw825@donga.com