Go to contents

現代の金融3社 米への売却交渉決裂

Posted January. 19, 2002 12:00,   

한국어

韓国政府がアメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)—ウィバロス・コンソシアムとの間で、現代(ヒョンデ)投資信託証券、現代証券、現代投資信託運用の現代グループの金融3社を売却するために、2年間にわたって行ってきた交渉が、事実上決裂した。

しかし、アメリカの他の金融グループ2社が買収の意向を示してきたため、売却交渉は引き続き行われる見通しだ。

李瑾榮(イ・グンヨン)金融監督委員長は、18日に開かれた記者会見で「韓国政府の最終案について、AIG—ウィバロス・コンソシアムのうちウィバロス・グループは賛成したものの、AIGは『受け入れられない』として交渉の決裂を宣言した。これによって現代3社の売却交渉は事実上駄目になった」と発表した。

AIGも同日、「去年8月22日に金融監督委員会と締結した諒解覚書(MOU)の期限が去年末で切れたが、韓国側の要求によって交渉期間を延長してきた。双方の努力にもかかわらず合意を取り付けることができなかったので、交渉を中止する」と明らかにした。

金融監督院の李委員長は、また、「ウィバロス・グループは、AIGに代わるパートナーを探し出して交渉を続けたいといってきた。また、米国のある金融グループはすでに買収意向書(LOI)を提出しており、もう一つの金融グループも口頭で買収意思を示しているため、これからは彼らと売却交渉を進めるつもりだ」と述べた。

李委員長は、LOIを提出した企業については「具体的に表明することはできないが、名前を聞けばすぐ分かるほどの世界的な金融グループ」と述べた。交渉手続きについては、まだ確定した計画がないと付け加えた。、

交渉が成立しなかった理由について、李委員長は「現代投信の偶発的な債務に伴う損失補てん条項で、AIGは韓国政府が全額保証することを求めてきたが、韓国政府はこれを受け入れ難いと答え、双方の溝が埋まらなかった」と説明した。

AIGコンソシアムに所属しているウィバロス・グループは、同日、発表した資料を通じ、「韓国の金融市場の展望が明るいうえ、構造調整の努力を通じて生まれ変わる現代金融3社の成長潜在力を確信している」とし、「現在新しいコンソシアム・パートナーを探している」と述べた。



李炳奇 eye@donga.com