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ソウルー仁川空港軸に「北東アジアビジネスセンター」

ソウルー仁川空港軸に「北東アジアビジネスセンター」

Posted January. 21, 2002 09:42,   

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ソウルと永宗島(ヨンジョンド、仁川国際空港がある島)を結ぶ軸上に、韓国を北東アジアの物流中心地とするための「北東アジアビジネスセンター」が建設されることになった。このため、財政経済部(財経部)、建設交通部(建交部)、農林部、仁川市(インチョンシ)など個別の省庁や地方自治体が進めている地域開発計画が統合される一方、政府の産業基盤投資も総合的に行われるものとみられる。

財経部、建交部、仁川市などは、金大中(キム・デジュン)大統領が年頭記者会見で述べた「北東アジアビジネスセンター」の建設に向けて、仁川国際空港、金浦(キンポ)埋め立て地、京幾道高陽市(キョンギド・コヤンシ)一山(イルサン)、仁川市松島(インチョンシ・ソンド)などに分散している開発計画を統合した総合開発計画を樹立することになった。この計画の草案は、2月中にもまとまる見通し。

財経部当局は「これまで別々に進められてきた開発計画が、北東アジアビジネスセンターの建設という流れの中で、総合的に検討されることになる」とし、「中長期的に大規模なコンベンションセンター、展示会場、観光施設などを建てる計画であり、候補地としてはソウルー一山—金浦埋め立て地—仁川国際空港を結ぶ軸上で選定される」と述べた。

これによって最近発足した「北東アジアビジネスセンター推進企画団」が、農業基盤公社が進めている金浦埋め立て地開発計画と、政府が進めてきた仁川国際空港周辺開発計画などを総合的に検討し、2月中に草案をまとめることにしている。仁川市と高陽市がそれぞれ進めている松島新都市開発計画と、一山湖水公園付近開発計画も合せて検討される。

これらの地域の開発計画が総合的に扱われることによって、政府のインフラ投資計画も統合される模様だ。財経部当局は「480万坪に及ぶ金浦埋め立て地については、建交部が新たな開発案をまとめているものの、7000億ウォンの投資費用を回収できるような実効性のある方策がまだ見つかっていない」として「開発計画を統合すれば、金浦埋め立て地などに対するインフラ投資問題を自ずと解決できるはず」と説明した。

独自に進めてきた松島新都市建設案と金浦埋め立て地、仁川国際空港開発が「衝突」することについて懸念を示してきた仁川市も、今回の総合開発案には期待を寄せている。仁川市の朴萬喜(パク・マンヒ)都市計画チーム長は「それぞれの開発計画の機能が重複しないように努めながら、一方で政府のインフラ投資が増えれば、全体的にはプラスの効果を出せるはず」と語った。



朴重鍱 sanjuck@donga.com