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米国製の江沢民主席専用機で盗聴器発見

Posted January. 21, 2002 08:31,   

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米国で製造された中国の江沢民国家主席専用機、ボーイング767型機から、27個のハイテク盗聴器が見つかったと米紙ワシントン・ポストと英紙フィナンャル・タイムズが19日、報じたことから、米中関係に微妙な摩擦が繰り広げられている。

ワシントン・ポストは北京発で、昨年10月末に江主席が上海で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会談に出席するのに合わせて、中国軍総参謀部の第3局(情報担当)が専用機を調べたところ、盗聴器が仕掛けられているのを見つけたと伝えた。

フィナンシャル・タイムズは、中国が昨年9月、専用機を米国から引き渡された直後に、試験飛行の過程で奇妙な電波妨害の騒音を見つけ、機内の内装の中に隠されていた盗聴器を発見したと報じた。

同紙は「この盗聴器は、衛星で操作される高性能であり、機内の江主席専用ベットやトイレなどに仕掛けられていた」とし、「江主席はこの報告を受けて激怒したとされている」と伝えた。

盗聴器がだれによって、いつ仕掛けられたのかは、まだ確認されていないが、米国と中国はいずれもこの事件について沈黙している。

米ホワイトハウスのグロス副スポークスマンは、「方針としてそうした話にはコメントしていない」と述べた。

中国は空軍傘下の中国連合航空(CUA)と、中国航空物品輸出入公社(CASC)の関係者22人を取り調べ、事件の経緯を追求しているが、公式な言及は回避していると両紙は報じた。

両紙は、72年2月の歴史的な米中首脳会談30周年を迎え、来月21日のブッシュ米大統領の中国訪問を控えて、盗聴事件が持ち上がったため、微妙な対立を繰り広げているが、究極的には両国関係に大した影響を及ぼすとはみられないと展望している。



洪銀澤 euntack@donga.com