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「エンロン」捜査にもとマフィア担当検事

「エンロン」捜査にもとマフィア担当検事

Posted January. 30, 2002 09:43,   

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昨年12月に倒産した米エネルギー供給大手のエンロンの職員らが、ケネス・レイ前会長など、会社の経営陣を相手取って損害補償請求訴訟を起しているなか、米国法務省が「エンロンゲート」の捜査のために、ニューヨークの著名なマフィア担当検事(43才)を任命した、と28日ニューヨーク・タイムズが報道した。

米司法省は、1997年ニューヨークの悪名高いマフィアのボスを逮捕し、身柄を拘束したワイスマン検事をエンロン事件の捜査検事として任命し、ブッシュ政権とエンロンの疑惑が明らかになっている中、強力な捜査を進めていくとの意思を示したと、タイムズ紙は伝えた。

▲株価暴落で元本割れ〓約400人に達するエンロンの前職員と現職員は、会社の財政状態が不安定だったにもかかわらず、むしろ経営陣からエンロンの株式を買うように勧められたと主長し、レイ前会長とスキリング会長など、経営陣を相手取ってヒューストン地方裁判所に訴訟を起している。

彼らは企業年金を通じてエンロンの株式を買い取ったが、エンロンの破たんで、株価が暴落したため、投資資金ほとんどをなくした。経営陣のほか、エンロン従業員の退職年金の受託先であるノーダン・トラスト、会計法人のアーサー・アンダーセンもともに提訴された。

▲エンロン・スキャンダル、英国まで飛び火〓米国のエンロン・スキャンダルは英国まで広がっている。野党の保守党と自由民主党は、28日、与党民主党やブレア政権がエンロンとかかわっていると主張し、真相究明のための特別委員会の設置を求めた。

一方、ブッシュ大統領は、エンロン事件を調べている議会の会計検査院(GAO)が、ホワイトハウスが保有している関連資料の公開を求めたことに対し、資料の請求を拒否した。これに先立ち、チェイニー副大統領がウォーカー会計検査院長の資料公開要請を拒否している。



kimsk@donga.com