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中国高官、「円安で元の切り下げを検討」

中国高官、「円安で元の切り下げを検討」

Posted February. 06, 2002 09:29,   

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円安が続いている中、中国人民銀行の李早航副頭取が4日、人民元安の不可避論を提起し注目を集めている。

李副頭取はこの日、中国の国営経済日報に記載された記事で、先週、ドル建て円が約30ヵ月ぶりに最安値の135円まで下がったことを指摘して、「このまま円安が続く場合、中国通貨当局は事実上固定相場制で運用されている現在の通貨体制を変更し、必要な際、適性水準の元切下げを検討すべきだ」と強調した。

中国の金融当局者が、持続的な円安に懸念を表明して、元の切下げ可能性を明かしたのは今回が初めて。これまで朱鎔基首相と戴相龍人民銀行頭取など中国の指導部は「中国は元を人為的に切り下げないだろう」と語っていた。

李副頭取は「円切下げの背後には、日本の長期的で強烈な経済的目論見が潜められている」と述べ、「円安によって中国経済の持続的な成長を支えている外部空間をなくし、中国経済成長の内部動力を弱めようとしている」と語った。

また、李副頭取は円の切下げについて△9・11テロで米国経済が低迷している状況で輸出増加を通して経済難を打開し△今年本格導入の欧州単一通貨のユーロに対応して△中国の持続的な7%台高度経済成長を下げさせる三つの目的があると分析した。



ljhzip@donga.com