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「北がミサイル開発中止すれば、対話再開」パウエル国務長官

「北がミサイル開発中止すれば、対話再開」パウエル国務長官

Posted February. 07, 2002 09:37,   

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5日「悪の枢軸」という用語は単なる修辞ではないと述べて朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対する警戒を緩めない米国に対して、北朝鮮はミサイル政策などで米国が「いい加減な尺度」を適用していると非難した。

パウエル米国務長官は、5日の上院外交委員会の聴聞会で「ブッシュ大統領が北朝鮮とイラン、イラクを名指して『悪の枢軸』と規定したのは『誇張された修辞』ではない」とし、「ブッシュ大統領はこの3カ国が極めて危険な国家だと考え、ただ『危険な政権』という言葉ではこの3カ国を表現しきれないという点を言いたかったものとみられる」と語った。

パウエル長官は、「(『悪の枢軸』国家に対して)行動を取る必要があるとしても、それは明日にでも戦争が起こったり米国が他国を攻撃するということを意味するのではない」とし、「もし、この3カ国がテロ行動を中止してミサイル開発とその輸出に力を注ぐ代わりに国民たちに食糧を配給することを望むなら、対話の道は開かれている」と述べた。パウエル長官は北朝鮮との対話再開についても、「韓米両国は、北朝鮮が改めて交渉する気を固めるならいつでも対話できるよう用意している」と述べ、「ボールは北朝鮮側のコートにある」と強調した。

これを受けて、北朝鮮は5日、外務省スポークスマンの談話を出し、「米国は、口ではミサイル技術の拡散防止を打ち出しているものの、日本などの同盟国のミサイルがはらんでいる危険性については沈黙し、敵対国家のミサイル問題だけを取り上げている」と非難したと、国営の中央(チュンアン)放送が6日報道した。

外務省のスポークスマンは、日本が4日、新型ロケットH2H2号を打ち上げた事実を取り上げてこのように非難し、「米国はミサイル問題を、自国の好みに合わない国々を圧殺するための政治軍事的な目的に利用しようとしている」と主張した。



韓起興 spear@donga.com · 金影植 eligius@donga.com