新ソウル地検長が口利き、検察総長・大統領夫人の甥のゴルフ

「李容湖（イ・ヨンホ）ゲート」を再捜査している車正一（チャ・ジョンイル）特別検事（特検）チームは、李被告に対する捜査中止の圧力をかけた疑いで、慎承男（シン・スンナム）前検察総長を召喚して調べることを検討している。

慎前総長は最高検中央捜査部が李容湖被告を緊急逮捕した昨年９月２日、京畿（キョンギ）龍仁（ヨンイン）市ゴルフ場で、金大中（キム・デチュン）大統領夫人の甥、李亨沢（イ・ヒョンテク）前預金保険公社専務とゴルフをともにしていたことがわかった。

当時ゴルフは李亨沢容疑者の要請で、李範観（イ・ブァンクァン：ソウル地検長に内定）仁川地検長がアレンジしたようだ。

特検チームは６日、李亨沢容疑者を再召喚して、昨年９月１６日頃、金大統領の次男金弘業（キム・ホンオブ）氏の側近である金成換（キム・ソンハァン）氏に慎前総長に働きかけて捜査中止を要請した経緯を調べた。

これと関連して特検チームは、李亨沢容疑者が金氏以外の別ルートを通じても捜査の中止を働きかけたかどうかについても追及した。

一方、李範観地検長はこの日「李亨沢容疑者は高校の同期で、大統領民政秘書官として勤務していた時、管理対象であり、知り合いだったので、私的に会ってゴルフをともにしただけだ」と述べて「当時ゴルフ会で李容湖事件に関する話は全くなかった」と語った。

丁偉用 viyonz@donga.com · myzodan@donga.com