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毒気をはらんだか、田中前外相

Posted February. 09, 2002 11:06,   

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先月末更迭された、田中真紀子前外相の今後の行方に依然として関心が集まっている。

田中前外相は更迭直後「陰で小泉首相を助ける」と述べており、「私こそ自民党そのもの」と話して離党説を否定したが、その話を素直に信じる人はほとんどいないほど最近独自路線を歩んでいる。

田中前外相は6日、国会の記者室に電話をかけてきて、川口順子外相とのかっとうを暴露するなど小泉内閣の改革に疑問を抱く情報を流している。これに先だち4日、小泉首相の国会演説直後に「(総理は)派閥の前では身動きも取れない」と批判した。

田中外相の別の攻撃対象は自民党の国会対策委員会。国会対策委員会は外相在職当時、国会の日程をたてに訪米させないなどブレーキをかけてきた、しこりが残っている。更迭直後、「構造改革を成功させるためには、国対委中心の政治から改革しなければならない」と声を高めている。

民主党など野党は、小泉内閣に恨みをもつ彼女に積極的な提携意志を打診している。現内閣の高い支持率で息を殺していた野党としては、田中前外相を抱き込む場合、小泉政権を打倒し、政権獲得の可能性もあるとみている。

しかし、田中前外相がすぐに離党して野党と手を組んだり、新党結成に至ることはないだろうというのが政界の大方の観測だ。小沢一郎自由党総裁など、かつて自民党から抜け出したため、かえって勢力が弱まった前例があるためだ。

田中前外相は最近マスコミとのインタービュー要請を一切断って、外務省の腐敗について暴露した著書を書く準備をしている。



李英伊 yes202@donga.com