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「雪と氷の祭典」ソルトレーク冬期オリンピックが開幕

「雪と氷の祭典」ソルトレーク冬期オリンピックが開幕

Posted February. 10, 2002 12:14,   

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「スリー、ツー、ワン…」

カウントダウンがゼロになって、花火が打ち上げられた瞬間、ソルトレークシティーの空は「平和の祭典」を祝うかのように雪が降り出した。少しずつ降り始めた雪はいつの間にかライス・エクルズオリンピックスタジアムを白く覆い、5万2000人余りの観衆は興奮を隠せず、これから繰り広げられる「雪と氷の祭典」に対する期待感を示した。

2002年ソルトレークシティー冬季五輪を輝かす聖火がいよいよ燃え上がった。9日、ライス・エクルズオリンピックスタジアムで、77カ国から2300人余りの選手が参加して行われた開幕式。「内なる炎を灯もせ」というテーマで、約2時間40分間にわたって行われた開幕式は、それこそ雪と氷が絶妙に調和を成した「アイスショー」だった。

巨大な「バウル」の形をした人造リンクが作られたスタジアムでは、800人余りのスケーターが出演して冬季五輪に合う雰囲気を演出し、おりしもグラウンドには脚本になかった雪まで降り出した。

「内なる炎」の公演では「光の少年」と名づけられた13才のスケーター、ライン・サンボンが幾多の苦難を乗り切って希望に向かって進もうとのメッセージを発信した。ソルトレークシティーの70%を占めるモルモン教の聖歌隊と、人気グループ、スティングの祝賀公演などが終わった後、開幕式のハイライトは聖火の点火。

1980年冬季五輪の5冠王に輝くスピードスケーター、エリック・ハイドンが有力だとの予想を覆して冬季五輪史上初めて、1980年の米アイスホッケーチームの集団点火で聖火が燃え上がると、雰囲気は絶頂に達した。

4回連続10位以内入りを狙う韓国選手団は、5回連続で冬季五輪に出場するホ・スンウク(A&Aアルペンスキー)を旗手に、ケニアに続き42番目にエントリーする。赤い帽子に五色の縞が入った白いジャンパー姿でエントリーした選手団は、観衆の拍手に手を振りながら力強く行進した。

この日の開幕式は世界160カ国に50の言語でTVで生中継された。



金相洙 ssoo@donga.com