Go to contents

脱北者が北朝鮮入り、再脱出に成功

Posted February. 14, 2002 09:19,   

한국어

98年12月、北朝鮮から韓国に逃れてきたが、妻を連れてくるために2000年6月再び北朝鮮入りした脱北者、劉泰俊(ユ・テジュン、34)氏が北朝鮮からの再脱出に成功し、9日韓国に入国した。

劉氏の家族によると、北朝鮮から再び戻ってきた劉氏は、9日入国した後、再入国と再脱出の経緯などについて取り調べを受けてから、11日、家族のもとに送られたという。

妻を連れてくるため北朝鮮入りしたところ、北朝鮮公安当局に逮捕された劉氏は、去年11月10日平壌(ピョンヤン)の国家安全保衛部の監獄を脱出し、中国吉林省延吉市で中国の公安に逮捕されたが、韓国人だと主張し、韓国に強制追放されたという。

劉氏は2000年6月、北朝鮮に残してきた妻を連れてくるため、中国経由で咸鏡(ハンギョン)北道巫山(ムサン)に戻った後、同月19日に北朝鮮保衛部員に取り押さえられて1ヵ月ほど取り調べを受け、国家安全保衛部の監獄に収監された上、去年6月北朝鮮の放送に出演し、自ら北朝鮮入りしたと主張した。

劉氏の母親、アン・ジョンスクさんは「息子に聞いたことだが、北朝鮮の親族が私たちのせいで大勢殺されたそうだ」と話した。

劉氏は、98年11月、咸鏡南道咸興で石炭販売所の販売指導員として働いていたが、3歳の息子を連れて初めて北朝鮮から脱出し、2000年6月、妻を連れてくるために再び北朝鮮入りしていた。



spear@donga.com