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韓米首脳、休戦ライン近くの新設駅で演説へ

韓米首脳、休戦ライン近くの新設駅で演説へ

Posted February. 16, 2002 11:30,   

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韓国を訪れるブッシュ米大統領は、20日午後、金大中(キム・デジュン)大統領とともに、韓半島分断の象徴であり南北連結のために新設された、休戦ライン近くの京義(キョンイ)線都羅山(トラサン)駅を訪問し、演説する予定だと、大統領府と米ホワイトハウスが15日発表した。

▲都羅山駅での演説・韓米首脳会談〓両首脳は都羅山駅での演説を通じ、韓半島の平和と安定を強調して、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に対し、韓国、米国との対話に積極的に乗り出すよう促すという。金大統領は、北朝鮮に京義線の復元事業を早急に再開するよう促す方針だ。

ブッシュ大統領は19日夕刻韓国入りし、20日午前、金大統領と単独・拡大首脳会談を行い、北朝鮮の大量破壊兵器(WMD)問題などについて話し合う。

金大統領は15日、各界指導者との昼食懇談会で「韓米同盟の確認、テロへの反対、WMDの解決などについて、米国と観点の差はなく、これらの問題を対話でもって解決すべきという観点も一致している」とし、「韓米首脳会談では、この4つの原則を強固に維持していきたい」と話した。

▲米国高官らの話〓ライス国家安保補佐官は同日、ブッシュ大統領の都羅山駅訪問の背景を説明し、「われわれは、平壤(ピョンヤン)当局との対話を望んでいるが、これは具体的な懸案に関する対話であり、対話のための対話は望んでいない」と話した。

ライス国家安保補佐官は「米国が最優先に考えているのは、北朝鮮が現在やっていること(大量破壊兵器の開発など)を中止し、韓半島が危険にならないようにすることだ。北朝鮮が現在やっていることは、国際的な危険になっている」との警告を付け加えた。

パウエル国務長官も14日付のファイナンシャルタイムズとの会見で「ブッシュ大統領は訪韓を通じ、韓米同盟関係はもちろん、金大統領の統一のビジョンに対し、強い支持のメッセージを伝える予定だが、われわれは平壤政権の本来の姿を無視することはできない」と述べた。

ホワイトハウス国家安保会議(NSC)のマコーミックスポークスマンは、14日、外信記者らとの会見で「ブッシュ大統領は、韓米首脳会談で金正日(キム・ジョンイル)総書記のソウルへの答礼訪問をはっきりと促す」と述べた。

さらに国務省のケリー東アジア担当次官補は、同日下院国際委員会で「われわれは、持続的かつ包括的な経済・政治・社会・文化開放を通じ、南北関係を変化させようという金大統領の努力は支持するが、太陽は不毛の地を耕作できない」と話した。

▲北朝鮮の反応〓平壤放送は15日、ブッシュ大統領の訪韓に関連し、「朝鮮半島に鋭い緊張と戦争を引き起こそうとする戦争に等しい行動であり、わが民族の和解と団結を妨げる反統一の行動だ」とし、「対北朝鮮の強硬政策の延長である南朝鮮(韓国)の行動は直ちに中止されなければならない」と主張した。



韓起興 eligius@donga.com