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[社説]特検の2次捜査に注目

Posted February. 16, 2002 11:30,   

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特別検事(特検)チームが発足して以来60日間にわたる1次捜査で、隠ぺいと縮小で染まった李容湖(イ・ヨンホ)ゲートを暴き出し、大統領夫人の甥や検察総長の弟の不正を突き止めるという成果を上げた。この影響で、捜査の誤りに責任をおって愼承男(シン・スンナム)検察総長が退陣したことで、検察首脳部の大幅異動をもたらした。

特検の捜査は、歴代政権の下で政治権力の尻ぬぐい捜査を行い、モラルハザードに陥っていた検察に強烈な衝撃を与えた。最高検中央捜査部は、検察総長の弟を召喚したものの、一日で形式的な捜査を終え、見返りのない金を受け取っただけとして免罪符を与えたが、特検の手に渡るや、捜査の結論がくつがえされたのだ。検察では言及されなかった大統領夫人の甥の李亨澤(イ・ヒョンテク)容疑者が、特検捜査の結果、大統領秘書室、国家情報院、海軍など、あらゆる権力機関を動員したことが明らかになった。

李容湖ゲートへの特検捜査以降、検察が真実を適当な線で取りつくろい、模範答案のような捜査をすることは、もはや難しくなった。特検が、特別捜査と起訴の独占という鉄の壁を砕き、腐った部位をえぐり出す役割をしたと言える。

1次捜査が、宝物引き揚げ事業の実態と背後、検察捜査に対して事件のもみ消しを請託したかを明らかにすることに、ある程度成功したことは事実だが、サムエ・インダス株価操作と政官界へのロビー疑惑は、依然として霧に包まれている。30日間進められる2次捜査では、政官界へのロビー用に使用されたという疑いを受けている海外転換社債(CB)ファンドに投資した資金についても、徹底した捜査が行われなければならない。

李容湖被告側が、検察の捜査を中止させるために、愼前総長に圧力をかけたかどうかを糾明することも重要だ。李亨澤容疑者が、愼前総長など、検察幹部らとゴルフ、食事などの集まりを通じて数回にわたって会っていた事実が確認された。預金保険公社に派遣された検事のことで話があって会っただけだとする当事者たちの釈明は苦しい。愼前総長など、重要参考人や被疑者に対しては召喚し取り調べを行うことは避けられないだろう。