Go to contents

「国家情報院に就職したい」若者にフィーバー

「国家情報院に就職したい」若者にフィーバー

Posted February. 17, 2002 11:38,   

한국어

「国家情報院を突破しろ」

国家情報院(国情院)が最近、各種「ゲート」にかかわり、人々から厳しい視線を受けているが、最悪の就職難を経験している就職準備生には、希望する職場として大人気である。

国情院の公開採用試験に備えて名門大生を中心に「勉強会」を作っており、国情院の公開採用試験を準備する専門学院には講座ごとに数百人の就職準備生が集まっている。

最近、ソウル大経済学部の掲示板には、8月に予定された国情院の試験に備えた準備班を開設するとのお知らせが登場した。注目すべき点は会員資格がソウル大、高麗(コウリョ)大学、延世(ヨンセ)大学など名門大の在学生と卒業生に限られていることだ。

延世大学経営学部4年生の金某(25)さんは「競争率が50—60倍になる激しい競争を突破して試験に合格するために、名門大生同士が作った試験準備班が次々とできている」と話した。

国情院の受験専門学院には、このような就職準備生が押しかけている。ソウル・鍾路(チョンロ)区キョンジ洞のY学院の関係者は「受講生が着実に増えており、電話の問い合わせも一日10件以上かかってくる」として、「試験日が近づくと、講座ごとに受講生が700—800人にはなるだろう」と述べた。

ソウル瑞草(ソチョ)区瑞草洞の国情院準備専門学院であるH学院の関係者は、「国情院の就職競争率が日増しに高くなり、浪人をしたり、職場をやめて試験を準備する人も多いと話している。

国情院への就職熱気はオンラインスペースでも盛り上がっている。国情院のホームページ(www.nis.go.kr)には、一日数百件の採用関連の問い合わせが殺到している。

また、国情院の試験を準備するオンラインの集まりも登場し、会員数が数千人に達するところもある。彼らは試験情報を随時交換したり、国家情報院の庁舎を直接訪れるイベントを行っている。

あるインターネットの集まりのメンバーである高麗大3年生のユ某(23)さんは「国情院は他の職場に比べて、定年が保障され、報酬も大企業レベルなので、安定的である上、経済、外交分野など活動領域が多様なのも大きな魅力だ。過去の権威主義時代の暗いイメージが大分なくなり、若者が好んでいるようだ」と話した。

国情院は、就職難と安定的な職場を好む傾向のために志願者が増え続けているものと分析している。関係者は「大学1、2年生をはじめ、外国の名門大で博士号を取得した人材までがやってきて、就職について問い合わせしている」と話している。



尹相虎 ysh1005@donga.com