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キム・ドンソンとアン・ヒョンス「金メダル奪われた気分」

キム・ドンソンとアン・ヒョンス「金メダル奪われた気分」

Posted February. 18, 2002 09:28,   

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「転倒するのも技術だ」

試合が終わった後、韓国ショートトラックチームのチョン・ミョンギュ監督は、「早くすべてを忘れ、次の試合に備える」と語ったが、国内のファンの立場としては、あまりにも残念だった男子1000メートル。準決勝ではキム・ドンソン(22、高麗大)が、決勝ではアン・ヒョンス(17、シンモク高)が次々と転倒した。2人とも運が悪く、他の選手に引っかかって転倒した。なぜ転倒し、なぜ審判陣にその不当さを認めてもらえなかったのか。

▲準決勝戦(キム・ドンソン)〓残り1周の時まで3位だったキム・ドンソンが内側のコーナートラックで前に進もうとした時、中国の李佳軍が左手でキム・ドンソンの膝をたたき、転倒した。スロービデオ上では完全に李佳軍の妨害。しかし、試合が終わった後、オーストラリアの主審をふくめ、ノルウェーと米国の2人の副審が「キム・ドンソンが自分のミスで転倒した」と意見を発表した。あまりにも瞬間的に起きたことだから、審判陣も判断しにくい状況だった。ショートトラックでは1回下された決定は絶対に変わらない。

後で提訴をしても、審判に懲戒処分程度はあるが、判定が変わった事例は1回もなかった。また、審判陣はビデオを参考にしない。チョン監督は「審判がそれを正確に把握できたら良かったのに、残念だ。98年の長野大会の時には、先頭の選手3人が転倒し、再試合となったことはあるが、今はいったん試合は終わったし、判定について提訴する気はない」と明らかにした。

▲決勝戦(アン・ヒョンス)〓目の前の金メダルを逃した。フィニッシュラインをわずか半周残した最後のコーナトラック。1位だった米国のオーノと2位の中国の李佳軍の体の戦いがし烈になり、その時コーナトラックに隙間ができた。この時アン・ヒョンスが果敢にそこに入ったなら、試合はアンの勝利に終わっただろう。しかし、アンはこの2人が再び内側に入ると思い、インコーナに入れなかった。コーナトラックが終わるごろ、オーノと戦っていた李佳軍が転倒、アンとオーノ、マチュー・トュルコットが次々と転倒した。

オーノとマチュー・トュルコットは起きてすぐ決勝を通過し、銀メダルと銅メダルを獲得した。転倒の時、スケートの刃でアンは右手に軽い怪我をし、オーノは左の内腿に怪我をした。チョン監督は「キム・ドンソンだったら、果敢に内側に入り、勝利しただろう。しかし、決勝までふくめ、今17歳の新鋭アン・ヒョンスは、素晴らしい能力を見せてくれた。キム・ドンソンの後を継ぐ選手になると確信する。」と語った。



金相洙 ssoo@donga.com