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韓国チーム 守備はOK、あとはゴール決定力

韓国チーム 守備はOK、あとはゴール決定力

Posted February. 19, 2002 09:26,   

한국어

期待は新年初の大会で深い挫折に変わった。深刻なゴール決定力の不足を痛感しつつ、千辛万苦の末に4位となった北中米ゴールド杯大会がその舞台。韓国サッカーが再び振り出しに戻ったのか。そうではないというのが、当時、現場にいたサッカー専門家の支配的な意見だった。毎試合、グラウンドを支配したのは韓国で、ストライカーがシュートチャンスを持つ「ラストシーン」までは組織力が完璧だったとの評価だ。

ヒディンク監督は大会が終わった後、「ゴールチャンスを作れないとすれば、大きな問題だが、韓国チームは毎試合、数回のゴールチャンスを作り出した。決定力さえ解決すればいい」と自信を示したのも、このような理由からだ。

かつて、韓国サッカーの根深い問題として指摘されていた守備の不安が解消されたのも、楽観論を後押ししている。

ゴールド杯では、先制ゴールを奪われた後、攻撃一辺倒のプレーを展開して逆襲ゴールを許していたものの、代表チームは昨年末からMFをはじめ、ストライカーまで加わる「トータル守備」の基調の中で、歴代どの代表チームよりしっかりとした組織力を披露している。

結局、ベスト16入りのカギはゴール決定力と速い攻守の切り替え、大型ストライカーと瞬時に相手の裏をかくことのできる知能的なプレーメーカーの確保にある。

答えは簡単ではない。選手層が限られているからだ。ここがヒディンク監督の真価が問われる場面だ。オーケストラで数万のハーモニーを作り出すことができるように、同じカードでも多様な組み合わせ、千差万別の戦力を創出できるからだ。

100日後、ヒディンク監督の指揮のもと11人の選手が自分の能力を発揮しつつ、絶頂のハーモニーを生み出してこそ、韓国のベスト16入りが可能になるだろう。



bae2150@donga.com