李容湖(イ・ヨンホ)ゲートを再捜査している車正一(チャ・ジョンイル)特別検査チームは18日、李容湖事件に対する検察捜査のもみ消し請託に関連し、金大中(キム・デジュン)大統領の次男金弘業(キム・ホンアブ)氏の高校の同期である金盛煥(キム・ソンファン)氏を再び召喚して取り調べを行った。
特検チームは金氏に、去年9月預金保険公社の李亨沢(イ・ヒョンテク)元専務から「愼承男(シン・スンナム)前検察総長に弟の愼承煥(シン・スンファン)容疑者が李容湖被告から金を受け取った事実を伝えて欲しい」という請託を受けた経緯と、愼前総長にこのような内容を伝えたかどうかを集中的に追及した。
特検チームは同日李亨沢容疑者も召喚して金氏と対面尋問をし、愼前総長に対する捜査もみ消し圧力があったかを集中的に調べたが、金氏は「愼前総長に愼承煥容疑者の金品授受事実を知らせたこともなく、李亨沢容疑者からそういうことを言われたかどうかも明確でない」と、関連事実を否定した。
特検チームは、しかし、金氏の通話明細照会と最高検察庁の訪問者資料を精密に分析するなど、基礎調査を通じて金氏が愼元総長に弟の金品授受を知らせた状況を捕捉したという。
特検チームはまた、李容疑者が東和(トンファ)銀行の後輩、許玉錫(ホ・オクソク)氏からもらった現金が、サムエインダスの海外転換社債(CB)を売却した利益の一部である可能性が高いとして、現金の性格と李容疑者が株価操作に関与したかどうかを調べている。
特検チームは2000年4月の総選挙直前に李容湖被告が渡した5000万ウォンを親戚の朴某氏(47)から受け取った金ボン鎬(キム・ボンホ)前民主党議員を19日召喚して取り調べ、政治資金法違反の疑いが明らかになれば刑事処罰する方針だ。
一方、特検チームは18日、宝物引き揚げ作業を主導し、青瓦台(大統領府)、国家情報院、海警などに支援を要請した後、収益金の15%を受け取る約束を結んだ容疑で李亨沢容疑者を起訴した。
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