漢陽（ハンヤン）大学が合格ラインに当たる点数を取った受験生を全員受け入れることになっている入試要綱を守らず一部の同点合格者の合格を認めていないことが分かった。漢陽大学は１９日、２００２学年度定時募集医学予科の選考で一部の合格者が登録をあきらめた結果１１２人の募集定員を下回る１１０人の合格者を確定して発表した。
しかし漢陽大学は同日、次の成績順位に同点者が６５人もいるという理由で、定員を満たすための追加募集は行わないという方針を同時に発表した。
このため該当受験生と親たちは、「入試要綱には『全学部（科）は募集人員流動制の実施により合格ライン上の同点者全員を選抜する』と規定している」とし、「同点者が多くても募集定員の合格ラインの点数を取った以上、全員受け入れるべきだ」と主張した。
漢陽大学の関係者は「定員流動制にもとづいて学生たちを選抜するのは大学の裁量」とし、「６５人全員を受け入れる場合、授業の質が落ちる可能性があり、確保した合格者の数と募集定員との差が２人に過ぎないので追加募集は行わない予定」と述べた。
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