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米国産のコメ3万トン初輸入

Posted February. 20, 2002 09:27,   

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米国産のコメ3万トンが、93に年ウルグアイラウンド(UR)交渉が妥結して10年後に初めて韓国に輸入された。政府はこれにそなえて国際入札を米国産のコメ販売会社に有利な条件に変えていたことが明らかになった。食品医薬品安全庁は19日、先月末から今月上旬にかけて輸入された米国産米3万トンに対し、鉛、カドミウムなど有害物質成分を検査したが、すべて基準を満たしていたため、流通を承認したと発表した。

米国産米は農林部の依頼で、農水産物流通公社が昨年国際入札で輸入したもの。

農水産物流通公社の関係者は「食品医薬品安全庁の検査結果、異状がなかったため、米国産のコメ3万トン輸入の手続きは完了した。95年に政府が外国産のコメを輸入して以来、国際入札を通じて米国のコメが公式に輸入されたのは初めてだ」と話している。

農水産物流通公社では国内産の在庫が多いため、米国産輸入米は酒、菓子、餠、ラーメンなどの食品加工用として使う計画だ。

一方、農林部は昨年、一部の輸入量の入札条件を、国際最良品質である「US NO.1」へ規格を変えた。これは品質はよいものの、比較的価格が高くて輸入できなかった米国産の輸入を可能にするための措置だ。政府は95年からは国際入札で中間品質である「US NO.3」規格を条件にし、中国、タイ、ベトナム、インドから主に輸入してきた。

政府はUR交渉を通じて、コメ市場の全面開放を2004年まで延期する代わりに、「ミニマム・アクセス(MMA)数量」を毎年増やして輸入している。

これを受け、国内平均消費量の1%に当たる約5万7000トンを95年輸入したのを手始めに、98年には約10万トン、2001年には2.5%に上る14万2520トンを輸入している。今年は消費量の3%、2004年には4%を輸入する予定だ。



hanscho@donga.com