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日系貸金会社「コスダック登録」難航へ

Posted February. 22, 2002 09:32,   

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韓国に進出しておよそ3年目にして、国内消費者金融市場の地殻変動を主導している日系貸金会社各社がコスダック市場への登録を進めており、登録の審査過程での難航が予想される。

日系貸金企業のうち、トップを走っているA&Oインターナショナルの朴鎮旭(パク・ジンウク)社長は21日「98年7月の設立以来、毎年大幅に利益と売上げが伸びているうえ、コスダックの登録規定を調べたところ、資格要件を満たしていない項目が一つもないという結論が出た」として「先日、日本側大株主との間でコスダック登録を推進することに合意しており、3月に外部監査が終わり次第、登録を進める」と語った。

99年に設立された、プログレスの李徳秀(イ・ドクス)社長もこの日「韓国で貸金業を始めた当初から、すでにコスダック登録後、取引所への上場を予定していた」としながら「事業が予想をはるかに上回る実績をみせているため、コスダックへの登録申込みを準備している」と話した。

日系貸金企業がコスダック登録や取引所への上場に成功すれば、資本金の増額ができる上、社債や企業手形(CP)の発行が容易にできることから、さらなる営業力アップを図れるものと期待している。

現在日本では、2万余りの貸金会社のうち1位の武富士など、10社余りの貸金会社が上場されており、武富士はロンドンの証券市場にも上場されている。大手貸金会社の株価は、電子メーカーのソニーに匹敵するほど。

この2社は、一般の企業がコスダックに登録できる要件とされている△自己資本100億ウォン以上△資産総額500億ウォン以上△負債比率100%未満または同業種平均未満などを満たしている。財務的安定性や会計上の透明性が求められる、質的要件においても欠格事由がない。A&Oインターナショナルとプログレスの昨年1年間の税引き後利益(当期純利益)を見ると、それぞれ300億ウォンと200億ウォンとなっている。

コスダック委員会は、貸金会社のこのような動きについて、公式的には「日本の株式市場に貸金会社が上場された事例があり、コスダックもやはり資格要件さえクリアーすれば、いかなる企業でも登録できる」との原則論を表明している。

しかし、内部的には「審査要件のうち、業種の特性を考慮する条項があるため、貸金会社を事実上の高利貸し業と見なしている国民感情からみて、登録審査を通るのは容易ではないだろう」とする意見も出ている。このため、貸金会社のコスダック登録に向けた動きが表面化した場合、さまざまな影響が予想される。

プログレスの李社長は「国民感情の面からくる反発についても、すでに予想済みであることから、先ずは韓国の国会で貸付け業登録法が成立すれば、貸付け業者として登録し合法的な貸付け業者に生まれ変わった後、ワールドカップ大会が終り両国の親善ムードが盛り上がったころでコスダック登録をクリアーして、名実ともに正規の金融機関として位置づけられるはず」と語った。



李炳奇 eye@donga.com