Go to contents

米、来週にもニューヨークで北朝鮮と接触

米、来週にもニューヨークで北朝鮮と接触

Posted February. 23, 2002 10:57,   

한국어

米国は、早ければ来週中に、国務省と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の国連代表部間の「ニューヨークチャンネル」を通じて、韓米首脳会談の結果を北朝鮮側に説明し、速やかに対話に応じるように促すものとみられている。一方、韓国政府は、中国、ロシアを通じて、北朝鮮に対話再開を説得する方針だ。

▲米朝の接触〓政府高官は22日、「米国も米朝対話再開に向けた措置を希望している。米国務省のジャック・プリチャード韓半島和平担当特使が来週帰国すれば、内部調整を経た後、ニューヨークチャンネルを通じて北朝鮮側に対話を呼びかける考えだ」と語った。

同高官は、プリチャード特使を北朝鮮へ特使として派遣する可能性について「政府も米国も現在としては、北朝鮮に特使を送る考えはない。ただ、北朝鮮側からの反応があれば、プリチャード特使の訪朝カードは依然として有効だ」と述べた。

プリチャード特使は同日、崔成泓(チェ・ソンホン)外交通商部長官を訪れ、米朝対話の再開に向けて、米国が積極的に努力するという立場を明らかにした。

韓米両国はさらに、来月末ごろ開催予定の韓米日3者対北朝鮮政策調整監督グループ(TCOG)で、米朝対話再開策を集中協議する予定だ。

▲政府の対応〓政府は22日、丁世鉉(チョン・セヒョン)統一部長官の呼びかけで、ソウル三清洞(サンチョンドン)にある南北会談事務局で、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、南北と米朝対話再開に向けて協議した。

しかし政府は、世界食糧計画(WFP)を通じて支援するトウモロコシ10万トンが、今月末に北朝鮮に到着するほか、南北民間団体の新年共同行事が、26〜28日まで金剛山(クムガンサン)で開かれることから、当分の間、北朝鮮側の反応を見守る立場だ。

さらに政府は、南北の新年共同行事で、昨年の8・15民族統一大祝典のような波紋が再発しないように、行事の参加者に対する身元調査を徹底し、政治的な性格を帯びないという誓約を受けるなど、行事準備に万全を期すことにしている。

政府は、ブッシュ米大統領が米朝対話に向けて中国の手助けを求めたことを受け、外交ルートを通じて、中国、ロシアに北朝鮮を積極的に説得するよう要請することにした。

外交通商部は同日、在韓外交使節団を招待して、米朝対話再開に向けた各国の支援を求めた。



金影植 klimt@donga.com · 李哲熙 spear@donga.com