三星(サムスン)生命ビチュミが女子プロバスケットボール冬季リーグ3連破に向け、幸先のよいスタートを切った。
28日光州(クァンジュ)ヨムジュ体育館で行われたニュー国民銀行杯2002冬季リーグ、三星生命新世界(シンセゲ)クールキャットのプレーオフ(3戦2先勝制)第1回戦。
2000年と2001年の冬季リーグで2連勝を飾った三星生命はフィリップス(15点)と金ゲリョン(14点)のゴール下の守りに支えられ、昨年夏季リーグの優勝チーム新世界を58対56とギリギリで抑えた。これで三星生命は残り2試合で1勝さえ挙げればチャンピオン決定戦への進出が決まる。
98年女子バスケットボールがプロ化されて以来、7回のリーグでそれぞれ4回(三星生命)と3回(新世界)の優勝を分け持った両チームは、ライバルらしく終始し烈な争いを繰り広げ、試合終了1分44秒前、フィリップスのフリースローで56対56と9番目の同点の場面。反撃に乗り出した新世界のチョン・ソンミンのゴール下での攻撃が金ゲリョンの守備で塞がれた後、三星生命はフィリップスが終了25.3秒前、パク・ジョンウンのアシストを受け、千金のようなゴール下での決定ゴールを放ち、勝利を決定付けた。
新世界はヤン・ジョンオクが試合終了直レイ・アップ・シュートを投げたが、リングだけに触れてリバウンドされたボールがフィリップスの胸に抱かれたことで勝負は終わった。
三星生命のユ・スゾン監督は「守備で相手の速攻を阻止し、攻撃ルーツを遮断したのが勝因だ」とし、「初勝利で有利な状況を作っただけに、この勢いをつないでいく」と述べた。
チョン・ソンミンが22点を上げて踏ん張った新世界は、ホーム光州で通算2勝7敗の低い勝率を見せているジンクスを破ることに失敗し、2日水原(スウォン)で行われる第2回戦でムードの反転を狙う。
金鍾錫 kjs0123@donga.com