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W杯航路、「負傷の暗礁」を避けろ

Posted March. 01, 2002 10:34,   

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ワールドカップ(W杯)の98フランス大会を目前に控えて、韓国サッカー代・チームの看板ストライカー、黄善洪(ファン・ソンホン)が中国との評価戦で、右膝を痛めた。韓国の初のベスト16入りを実現してくれる先鋒として期待を集めていた黄善洪は、結局負傷でたった1試合にも出場できず、韓国もあっけなく崩れた。

それだけ、主力選手の負傷は成績に大きな影響を与える。2002W杯を90日後に控えて、またも、各代表チームに「負傷の悪夢」が再現する兆しが見えており、その対策づくりに神経をとがらせている。

韓国は「欧州派」薛ギヒョン(ベルギー)をはじめとして、5日欧州遠征訓練に向けて立つ国内派8人が負傷などでコンディションの乱調を見せている。薛ギヒョンは去年12月半ばから右側のうち股を痛め、リハビリ訓練をし、ベンチで待機するしかない状況にある。

金泰映(キム・テヨン、全南)は両足を痛めた状態で、崔泰旭(チェ・テウク、安養)も左側のアキレス腱がよくない。米州遠征から早期帰国した李敏成(イ・ミンソン、釜山)と李天秀(イ・チョンス、蔚山)は依然としてリハビリ訓練に取り組んでいる。李栄杓(イ・ヨンピョ、安養)も北中米ゴールドカップの影響でコンディションがよくない状態。

このため、大韓サッカー協会は選手の管理に神経を注いでいる。特に、薛ギヒョンには、体調の把握のために、医務分科委員の派遣も考慮しているほど。代父`ームのコーチスタッフも、ベスト16入りのために厳しい訓練で戦力の強化を図らなければならないが、負傷という「暗礁」に乗り上げて、負傷を最小限に抑えられる対策探しに苦心している。

韓国と対戦するD組のポルトガルも、MFフィゴ(レアル・マドリッド)の負傷のために気を揉んでいる。2月21日、チャンピオンスリーグFCポルトガル戦で右側の足首を痛め、2週間試合の出場が難しくなった。幸いなことに、たいした負傷ではなく、ホットしているが、オリベイラ監督は選手の負傷に一層神経をとがらせている。

「伏兵」ポーランドもGK、ドゥデク(リバプール)を含めて、一部の選手が大小の負傷に苦しんでおり、最後の戦力強化戦略に支障を与えている。

このほか「戦車軍団」ドイツはダイスラー(22)が去年10月、右膝の手術を3回も行ったが、負傷からなかな回復しておらず困っている。ブラジルもヒバウド(バルセロナ)が最近、左足を痛め、近く精密診断を受ける予定である上、ホナウドの膝の負傷が再発したと伝えられ、神経をとがらせている。イングランドのベッカム(マンチェスター・ユナイテッド)もオランダとの評価戦で足首を痛

めて苦労している。



梁鍾久 yjongk@donga.com