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[社説]大統領の息子に夫人の甥…今度は義弟

[社説]大統領の息子に夫人の甥…今度は義弟

Posted March. 01, 2002 10:14,   

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金大中(キム・デジュン)大統領の息子や夫人の甥が「ゲート」に関与したという疑惑の中、今度は義弟の李聖鎬(イ・ソンホ)氏が、特定ベンチャー企業の創業に影響力を行使したという疑惑が浮かび上がっている。

李氏が、2000年8月の(株)ハンディテクコリアの創立記念式で激励の言葉を述べたほか、李氏と親交の厚い政官界の要人もこの行事に出席し、ともに記念撮影を撮ったことが明らかになった。このベンチャー企業はその後倒産し、オーナーは中国に逃避するなど、被害者が少なくないという。

李氏が同社とどのような関係にあり、利益を得たのかどうかについては、まだ正確な事実は明らかではない。しかし、これまでに明るみになった事実から推測すると、大統領の義弟という李氏の位置が、会社創業過程にかなり作用していたに違いない。さもなければ一ベンチャー企業の創業式に、どうやって首相の名で花輪が送られたり、名の知られた政治家や官僚らが出席するだろうか。これらの有名人は、式場でも李氏を中心に記念撮影を撮ったというから、李氏の影響力がどれ程のものか想像がつく。

問題の核心は、これらの要人を呼んで創業式を行った会社がすぐに倒産し、見かけだけで投資した人々大きな被害を受けたという点だ。投資金を会社の大株主らで分け合ったという話も聞かれる。したがって「政界の実力者たちの顔を売って、善良な投資家を泣かせたベンチャー詐欺劇」という野党側の主張も一理ある。

大統領の親戚が、現政権のように多くの不正疑惑に包まれたことはなかった。誰よりも慎重に行動しなければならない彼らのうち、ある人物は利権に主導的に介入したこん跡まで明らかになった。にもかかわらず捜査は十分に行われず、疑惑だけが増幅している。

徹底的な捜査をすることが、疑惑解消への近道である。李氏の場合も例外ではな

い。