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「日本統治下での親日行為者」16人の扱いで異論

「日本統治下での親日行為者」16人の扱いで異論

Posted March. 02, 2002 10:30,   

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国会議員29人で作る「民族の精気を立てる議員の集い」(会長:民主党金希宣議員)は、28日発表した日本統治下での親日行為者を選ぶ過程で、これを諮問した専門家の意見と要求を十分に考慮しないまま、光復会(クァンボクフェ、会長:ユン・ギョンビン)で論議となった16人を名簿に含めて発表したことが1日明らかになった。

発表前日の27日、議員の会の諮問委員会議を主宰した趙東杰(チョ・トンゴル)前国民大教授は「追加して名簿に入れた16人については、すでに光復会が確定した692人とは明確に違うという点は、諮問委員全員が同意した」と話した。

趙教授はまた「光復会の中でも議論となった16人を名簿に追加する問題をめぐって、諮問委員6人の意見が3対3で交錯した。このため名簿を発表する場合は、賛否両論があったことを明らかにすることを議員らに要求した」と発表した。

そして「名簿への追加に反対した諮問委員3人は『692人より親日程度がはるかに高い人々をそのまま置いておいて、程度が違う16人を発表することは正しくない』と指摘した」と付け加えた。

しかし、議員の会は28日「八表過程で692人と、追加した16人には差があって、諮問委員会の議論の過程で慎重論が提起された」と発表しただけで、賛反両論があった事実は明らかにしなかった。

また、議員の会が名簿選定と発表権限の委任を受けたと発表した25人の議員のうち、一部の議員は権限を委任した事実がなかったことが明らかになった。

議員の会に権限委任状を出したことが公開された与党民主党の李相洙(イ・サンス)議員と元裕哲(ウォン・ユチョル)議員は1日、「委任状を書いたり、署名をした事実がないのに、私の名前が入っていた。親日名簿選定の議論があることも知らなかった」と述べた。

また、同党の朴相煕(パク・サンヒ)議員は「議員の会で委任状を送ってほしいと言われ、一般的な会議だと思い、送った」とし、「こういう内容だったということは、全く知らなかった」と釈明した。

一方、議員の会の審議委員長を担当する野党ハンナラ党の徐相燮(ソ・サンソブ)議員は「今後大統領をした人についても、関連資料を追跡調査し、親日行動の可否を調べる」と述べた。



金正勳 jnghn@donga.com