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ハンナラ党「これからは曹豊彦ゲート」

Posted March. 04, 2002 10:20,   

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野党ハンナラ党が3日、在米韓国人の兵器取引き業者、曹豊彦(チョ・プンオン)氏の不正疑惑を再び提起し、現政権とのゆ着を問題化している。

曹氏は、全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)出身で85年に渡米し、ホテル業と兵器仲介業をしており、若い時から金大中(キム・デジュン)大統領と親密な仲だったとされていて、ハンナラ党から執ように「攻撃の標的」にされてきた人物。

ハンナラ党が3日提起した6つの疑惑のうち、新しい事実は一つもない。いずれも、これまで国会の対政府質問や国政監査などを通じて数回にわたって取りあげられてきた諸問題で、なかには2000年大統領選挙の直前に廉価で買い入れた疑惑を提起したものの、ハンナラ党自らが誤った情報であることを認めた「アドニスゴルフ場買収」の件も含まれている。

だが、曹氏が△昨年3月外資系投資会社を前面に出して三一(サムイル)ビルを502億ウォンで買入れたことと△大株主のD社を通じて江原(カンウォン)ランド・メインカジノの運営システム選定の際に工作をしたこと、など洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員らが提起した疑惑は、ハンナラ党が現在も党レベルで追跡作業を行っている「現在進行形」だ。

これについて、与党民主党は論評を出し「すでに政府当局が経緯を説明した諸問題を何度も繰り返して提起しており、一々触れる価値さえない」と反論した。

民主党の尹昊重(ユン・ホジュン)副スポークスマンは「ハンナラ党は、昨年の通常国会での国政監査と対政府質問、今年の臨時国会での対政府質問に続き、故障した蓄音機のように何度も繰り返して取りあげているが、すでに釈明が済んだ事項」だと一蹴した。

同副スポークスマンはまた「ハンナラ党は朴槿惠(パク・グンヘ)議員の離党によって混迷に陥った党内の空気を整えるため、とんでもない疑惑を膨らまそうとしているのではないか」と非難した。

しかし、ハンナラ党の「曹豊彦攻撃」は次第に攻勢の度を強めていくものとみられる。同党の李在五(イ・ジェオ)総務は最近「曹氏と関連した疑惑について資料を集めており、近く全面的な攻勢を繰り広げる考え」だと述べたことがある。

ハンナラ党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンが、この日、曹氏と金大統領との「特殊な関係」について詳しいブリーフィングを行ったのも今後の攻勢の方向を絡垂する部分だ。

南スポークスマンは「金大統領は若い時代、曹氏の父親が経営する船会社に勤め、曹氏の父親が地域の青年団長だった時副団長を務めていた」とし「金大統領の一山(イルサン)にあった自宅も99年に曹氏に6億ウォンで売却するなど大変親密な仲だ」と強調した。

同スポークスマンはまた「曹氏は、金大統領の長男である金弘一(キム・ホンイル)議員とも親しい仲で、三男の弘傑(ホンゴル)氏もやはり米国留学時代、曹氏の家に住んだことがある」と説明している。



尹鍾求 jkmas@donga.com