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「権魯甲政治資金」めぐり与野党論争

Posted March. 05, 2002 10:03,   

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与党民主党の大統領候補選挙に出馬している金槿泰(キム・グンテ)常任顧問が、2000年8月30日に行われた党大会での最高委員を選ぶ選挙で、選挙費用として2億4500万ウォンの不法資金を使ったことを自ら公開したことに関連して、野党ハンナラ党は4日、全面的な検察の捜査を求めた。

また、民主党の権魯甲(クォン・ノガプ)元最高委員が、当時、金顧問のほかに、鄭東泳(チョン・ドンヨン)常任顧問にも、2000万ウォンを支援していたと明らかにしたことを受け、資金の出所を巡る論議も広がっている。

この問題について、ハンナラ党は4日、役員会議を開き、金槿泰顧問の告白は民主党大統領候補選の混濁と堕落の様相を明るみにしたものとし、資金を手渡した権元最高委員に対し徹底した捜査が行われるべきだとする意見で一致した。

同党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンも論評を通じ、「うわさが出回っていた権元最高委員の政治資金散布説の真相がこれで明るみになった。権元最高委員がどうやっていくらの資金を助成し、誰に手渡したかを突き止めなければならない」と主張した。

これに対して民蜩}の李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンは「金槿泰顧問が政治資金法に違反したかどうかについては、選管委(選挙管理委員会)が判断する」とし、「ハンナラ党は先に97年の大統領選挙の際、国税庁を通じて企業から集めた1000億ウォンと、96年の総選挙の際、1000億ウォンをはるかに上回る国家安全企画部の予算を転用した事件について告白し、政治的な責任を負うべきだ」と反論した。

民主党の韓光玉(ハン・グァンオク)代表は、主要党役員会議で「金顧問の発表は今回の大統領候補選がきれいで透明に行われなければならないという真心から出たもの」とし、ハンナラ党の攻勢をさえぎった。

また民主党の李仁済(イ・インジェ)常任顧問は、仏教放送が主催した民主党大統領候補選の候補者らによる討論会で「党内で費用の公開に関連した規定と基準がまとまれば、それに従う」と述べた。このため場合によっては、大統領候補選に出馬する候補者の選挙費用の公開が相次ぐ可能性も出てきた。



宋寅壽 issong@donga.com · 尹永燦 yyc11@donga.com