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無線で無料インターネット、米で広がる

Posted March. 06, 2002 09:17,   

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「無線で超高速インターネットを存分に楽しんでください」

最近米国では連結カード(アダプター)が搭載されているパソコン端末機やノート型パソコンだけあれば、電話線などでつながなくても無線で「無料のインターネット」が楽しめる地域が増えている。

電話会社で提供する加入者回線(DSL)またはケーブルテレビ会社の超高速インターネット接続サービスに加入したユーザーが無線送出機を通じ電波を発信することで、隣人が無料でインターネットへのアクセスができるようになる仕組みだ。

技術的には高速インターネット接続を支援する無線LAN標準の一つ、Wi−Fi(802.11とも呼ばれている)システムが急速に広がったためだ。

例えば、米国ニューヨーク、マンハッタンのアパートに引越し、電話やインターネットサービスを申し込めば、1週間以上かかるが、誰かがWi−Fiシステムを設置した地域ではノート型パソコンとアダプターがあれば、その場でインターネットへのアクセスが可能になる。

サンフランシスコとシリコンバレーの一帯ではこのような無線インターネット網が特に多く敷かれているため、他の都市より簡単に無料でインターネットが楽しめる。オハイオ州のアクロン大学は、最近キャンパス全体を対象にWi−Fiシステムを敷いたが、このため学生のインターネットへの接続率が3倍も急増している。

ネッツタンブラードットコム(netstumber.com)はWi−Fiシステムが敷かれている1万ヵ所を地図に印して関連情報を提供するサービスを行っている。

家庭用としてDSLやケーブルモデムにつなげて使われるWi−Fi送出機は現在150ドル(約19万5000ウォン)前後で販売されており、送出機から半径30m以内の所では80ドル(約10万4000ウォン)前後のアダプターが搭載されているコンピューターなら無線インターネット接続が可能だ。40ドル約5万2000ウォン)のアンテナを設置すれば接続可能なエリアは半径数kmまで拡大される。

事務機器卸売業者のオフィスデポーの店員は「無線インターネット接続のブームを追い風に送出機とアダプターが飛ぶように売れている」と話した。

このように無料でインターネットに接続する人が増えていることを受け、モデムのほか、一ヵ月に約40ドルのサービス料金で超高速インターネット接続サービスを行っているタイムワーナーケーブルなどは「ケーブルの泥棒と同じ」とし訴訟を起す構えだが、違法性を巡って法律家の解釈が分かれている。



konihong@donga.com