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「中国の超強大国入りを妨げてはいけない」キシンジャー氏

「中国の超強大国入りを妨げてはいけない」キシンジャー氏

Posted March. 07, 2002 09:34,   

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米国は超強大国になろうとする中国の努力を挫折させるよりは、人類の利益のため中国と強力すべきだと、ヘンリー・キシンジャー元米国務長官が5日述べた。1972年、ニクソン元米大統領の訪中を実現させたキシンジャー元長官(当時の国家安保補佐官)は5日、上海共同声明発表の30周年を記念し、ワシントン・プレスクラブで行った演説でこのように述べた。

キシンジャー元長官は「東アジアと世界の舞台で次第に増大しつつある中国の力と影響力は、中国の運命であり、米国がこれを拒否してはならない」とし「米国はこの潜在的パートナーとともに人類の利益のため、ともにつとめる方策を模索することに最善を尽すべき」だという認識を強調した。同元長官は「歴史は世の中でただ一つの超強大国だけが永久に存在するだろうと語ったことがない」とし「米国は米国が保有した属性の一部を他の国家が得られないように防ぐことはできない」と指摘した。

また、今後の米中関係の安定は、△米国が「一つの中国」政策を維持するかどうか△中国の平和的発展について米国が真剣な関心を持っていることを中国が理解しているかどうか△台湾問題をめぐって当事者らの正面衝突の危険性を誘発しないよう自制しているか、という3つの要因にかかわっていると付け加えた。



金正眼 credo@donga.com