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「北朝鮮など7カ国に核兵器使用準備を」米秘密報告書

「北朝鮮など7カ国に核兵器使用準備を」米秘密報告書

Posted March. 11, 2002 10:33,   

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ブッシュ米政権は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)、中国、ロシア、イラク、イラン、リビア、シリアの7カ国に対して、非常時に核兵器を使用できるようにし、このための新型核兵器の開発を進めるようにする秘密報告書を作成したと、米マスコミが9日一斉に報道した。

米国防総省が1月8日、議会に提出した「核体制の見直し(NPR、Nuclear Posture Review)」と題された秘密報告書は、具体的に△北朝鮮が韓国を侵攻したり△イラクなどアラブ諸国がイスラエルを攻撃したり△中国が台湾を攻撃する場合、米国が核兵器を使用する準備を整えなければならないと申し立てている。

同報告書は、核の使用が想定されるケースとして △通常兵器では撃破できない敵△核や生物化学兵器による攻撃への報復△予想を超える軍事上の展開の3種類を明記していると、LAタイムズ、ニューヨークタイムズなど米マスコミが報じた。同報告書はまた、米国が核兵器を使用する対象を△即刻△潜在的△突発的な危機にかかわりかねない国と定め、北朝鮮、イラク、イラン、シリア、リビアをこの3つの韔?に当てはまる国に分類した。

報告書はこれにより、敵の堅固な地下壕やイラクなどの生物化学兵器施設を破壊できる地穀貫通用の核兵器、放射能ちりなど、核兵器の使用による副次的被害を減らせる新型核兵器を開発できるように促した。LAタイムズは分析家の言葉を引用して、核攻撃の潜在的な標的国のリストがこのように具体的に明らかになったのは初めてだとし、標的国の強い反発を予想した。

しかし、国防総省とホワイトハウスは、同報告書に対し、国家非常計画(contingency plan)に関するものだということで、論評を拒否した。ただ、国防総省のスポークスマンは「NPR報告書は、核兵器の開発のための一連の検討のうち、最も最近行われたもので、核兵器の目標選定や計画に対する作戦上の指針は盛り込まれていない」と説明した。

ラムズフェルド米国防長官が署名した同報告書は、現在米戦略司令部が核戦争の計画を作るのに使用していると、米マスコミは付け加えた。



韓起興 eligius@donga.com