Go to contents

パウエル国務長官「新しい核兵器実験計画なし」

パウエル国務長官「新しい核兵器実験計画なし」

Posted March. 12, 2002 09:58,   

한국어

▲反発と憂慮〓英国外務省とイタリアのアントニオ・マルティノ国防相は、この計画を日常的な軍事計画と結論づけた。北大西洋条約機構(NATO)の報道官は、まだ論評を出すには早いと話した。

しかし、イランは米国の計画を脅威と位置付けた。イランのモハマッド・ハタミ大統領は、テヘランを訪問中のボスニア外相に「米国はイランを『悪の枢軸』と非難したが、歴史は誰が対話を加速し、誰が暴力を呼んだのかを判断するだろう」と話したと、カバール放送が報じた。

ロシア政府はこの計画について沈黙で終始したが、一部の論評家らは「有り難くない脅威」と評した。国防省の国際協力責任者を務めたイバショフさんは、インターファックス通信に対して「ロシアの政治家は米国がモスクワの繁盛を望んでいるとの幻想をもう捨てるべきときだ」と話した。

中国政府も公式の論評は控えたが、多くの政府関係者と学者は「米国の中国に対する認識を如実に示している」と、不快感を隠さなかった。

▲鎮火に乗り出した米国〓パウエル米国務長官は10日、CBS放送との会見で「日常的な基準からして米核兵器の目標になっている国は一つもない。この報告書は愼重な軍事計画であり、米国人が期待していた種類の計画だ」と説明した。

同国務長官は「我々は新しい核兵器を開発しておらず、いかなる核実験も計画していない」と強調し、「それは事実ではない」と述べた。

ホワイトハウスのライス安保補佐官も、NBC放送に出演し、「米国が大量破壊兵器の拡散を憂慮しているからといって、誰も驚く必要はない。特定国家が大量破壊兵器を使う場合、米大統領がどう対応するか選択することは、米国の長年の政策だ」と主張した。ライス補佐官はまた、「我々はみな大量破壊兵器が使われないことを願っている。このためには米国を狙って大量破壊兵器を使うかもしれない国々に、『そうした場合、破滅的対応がある』という強いメッセージを伝えなければならない」と付け加えた。



韓起興 eligius@donga.com