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「韓国ミュージカルの優秀性を見せたい」日本公演に出る金宣敬

「韓国ミュージカルの優秀性を見せたい」日本公演に出る金宣敬

Posted March. 13, 2002 09:38,   

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「海外公演は初めなので、愛国者になったようです。韓国ミュージカルの優秀性を見せてきます」

韓国で制作したドイツのミュージカル「ギャンブラー」をもって、5月18日から40日間、東京など日本の13都市で巡回公演を行う女優、金宣敬(キム・ソンギョン)。彼女は、華麗なショーガール出身で海千山千の人生を送った後に「強い女性」に変わる人物として登場する。

「伯爵夫人はショーガールを総指揮する重厚な魅力をもった人物です。比重は大きくないけど、『立派な脇役』がもっと輝やいているではありませんか」

「ギャンブラー」は、カジノで数百万分の1の確率に挑戦する人々、セクシーなショーガールの裏切りと愛、そして人気ポップバンドである「アラン・パーソンズ 」出身のエリックウルフマンの迫真あふれる音楽が調和する作品。日本公演の企画者である「民音」が、30余億ウォンを投資し、現地公演を進める。

9日、ソウル南山(ナムサン)国立劇場のヘオルム劇場で開かれた「ギャンブラー」の試演会を見守っていたある日本公演の関係者は「許峻毫(ホ・ジュンホ)、ジュ・ウォンソン・南京柱(ナム・ギョンジュ)、チェ・ジョンウォン、金宣敬ら出演者の歌の実力が目立つミュージカルで、優秀な作品」と激賞した。

金宣敬は一昨年の秋から数多くのミュージカルに出演した。「ローマの休日」で純粋なイメージを見せ、「ロッキーホラーショー」、「キャバレー」では露出も辞さない破格の姿を見せた。

彼女はこのような変化を「プリンセスの変身は無罪じゃありません」といいながら笑った。「周りで『プリンセスが変節した』とか『演技のスペクトルが広くなった』という評価がありますが、私はプリンセスをはじめ娼婦やオバサンも可能でこそ、真の演技者だと思います」

金宣敬は、1989年、KBS1の大河ドラマ「悲劇はない」で芸能界にデビューした。しかし、今はミュージカルや映画女優として記憶に残ってほしいそうだ。最近映画「ライターをつけろ」でヤクザ(チャ・スンウォン)を口で制圧する女房に、「H」では心理学の教授として出演する理由もここにある。

「演技者だから機会があれば昔ながらの演劇や映画も出演すべきだと思います。もちろん個性を生かせる作品を選択しなければならないのも当然ですが」

「心が温かくて愛らしい女優」を夢見る金宣敬。自分のことを理解してくれる人と結婚もしたいという彼女の歳は今年で35才。しかし、彼女は「歳よりは若く見えるとよく言われる」というほど堂々たる女性だ。



beetlez@donga.com