与党民主党の大統領候補を選ぶ党内予備選挙に出馬していた金槿泰(キム・グンテ)常任顧問が12日、候補を辞退すると宣言したことで、予備選挙の候補は6人に減った。
金権泰議員はソウル汝矣島(ヨイド)の党舎で記者会見し、「私の決断が民主党の政権継続と将来の政治改革の大きな足場になることを確信し、党員と国民の意思を謙虚に受け止めることにした」とし、辞退の意思を明らかにした上、党の常任顧問も辞任した。金議員は、どの候補を支持するかについては、具体的に明らかにしていない。
しかし、ある側近は「金議員が記者会見で『民主党のアイデンティティと正当性を確立し、政権継続を果たせる立派な候補が誕生することを願う』と述べたのは、改革性をもった候補のなかで支持度の高い盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補の支持を示唆するものである」と話した。
金議員は、9日と10日、済州(チェジュ)と蔚山(ウルサン)での党内予備選で有効投票の1.5%しか得られず最下位となったが、候補を辞任したことで、金議員への票は無効となる。
金正勳 jnghn@donga.com