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「いつ勝てるのか」韓国0−0チュニジア

「いつ勝てるのか」韓国0−0チュニジア

Posted March. 15, 2002 09:32,   

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評価戦の意味はどこにあるのだろう。14日、チュニジアで行われた韓国サッカー代表チーム対チュニジアチームの評価戦は、結果だけを見ると「成果」のない試合に終わってしまった。得点なしの引き分け。しかし、韓国代表チームのヒディンク監督は「プレーに満足する」と言い、W杯本大会までは代表チームを作っていく「過程」にあることを強調した。果たして、韓国代表チームはヒディンク監督の狙い通りに進んでいるのだろうか。

ヒディンク監督が今年に入ってもっとも強調しているのは体力。ほとんど毎日、厳しい体力強化訓練で「欧州チームに劣らない体力」づくりをめざしている。しかし、チュニジアとの評価戦で、韓国はかえって体力で問題点を露呈したように見えた。98フランスW杯で、日本チーム監督だった岡田武NHK解説委員は「韓国選手の顔に疲れが目立っていた。ボールが来た選手を除いては、皆動かず試合をする感じを受けた」と評した。

試合前日3—4—3フォーメーションを使うと公言していたヒディンク監督は、試合直前に3—4—1—2のツートップフォーメーションに転換、ストライカー、安貞桓(アン・ジョンファン、ペルージャ)、車ドゥリ(高麗大)などと攻撃的MFに対するテストを同時に行った。

前半宋鍾国(ソン・ジョングク)、後半李天秀(リ・チョンス)を攻撃的MFのポストに起用してテストを行ったが、今年初めのゴールドカップ大会の時と同じく大きな成果はなかった。

かえって、攻撃は中央より側面で活発に行われたが、それも脅威的なものではなかった。

もどかしくなった中央DF洪明甫(ホン・ミョンボ、浦項スチロス)が数回相手陣営までボールを持ってきて、攻撃のチャンスを作ろうとしたが、MFのサポートが足りなかった。攻撃をリードしていく選手を見つけられなかったヒディンク監督の悩みがそのまま残された試合。

それでは、いつ頃試合に勝てるだろうか。13日の引き分けを含め、今年に入って韓国代表チームとよその国家代表チーム間の試合(Aマッチ)成績は、1勝4敗2引き分け。チュニジアとの評価戦で、韓国は期待していた勝利どころかこれといった得点チャンスさえつかめなかった。

ヒディンク監督は「弱いチームを相手に勝利を挙げるのは、自らをだますことだ」として、強豪との試合で敗れることも「薬」になると主張してきた。しかし、今回は「チュニジア2軍」を強いチームと言えるのかが、まず疑問である。

安貞桓を除いた「海外派」選手の全員が出場しなかったとはいえ、相手チームのチュニジアも主力級が全員抜けていたことを考慮すれば、今回の評価戦は中身と結果の両面で残念な試合だった。韓国は20日夜11時(韓国時間)、やはり主力級のほとんどが出場しないものとみられるフィンランドを相手に再びテストの舞台に立つ。



朱性元 swon@donga.com