総合株価指数は、重なる悪材料があったにもかかわらず、大引け直前に上昇に転じ856ポイント台に乗った。
トリプルウィチング(Triple Witching Day、先物オプション、株式オプションの同時決済日)だった14日、韓国の株式市場は個人投資家の4000億ウォン台の買い注文に支えられ、大引け直前に株価が急騰し、前日より7.73ポイント高の856.86ポイントで引けた。
韓国の株式市場は14日、先物オプションの決済日の影響と、米証券市場の弱い展開、粉飾会計企業の摘発など、度重なる悪材料のため、午後2時までは弱含みだった。
しかし、大引けが1時間後に迫った午後2時からドラマチックな反騰が始まった。午後2時、総合株価指数は前日より20ポイント値下がりした829ポイントだったが、この時から一時間の間に指数は28ポイントも急騰し、結局強気で引けた。
個人投資家は取引所で4548億ウォンの買い注文を出し、2000年3月9日以来2年ぶりにもっとも多くの株式を買った。また、個人投資家はコスダックでも222億ウォンの株を買った。その反面、外国人投資家と機関投資家は、取引所で3790億ウォン、コスダックで611億ウォンの株式を売った。
専門家は同日の株高について、先物オプションの決済日への不安より、決済日のあとの株高に対する期待感が大きく働いた結果であると分析している。
東洋(トンヤン)総合金融のキム・ズヒョン課長は「トリプルウィチングが過ぎたため、株式市場は大きなヤマ場を越えた」としながらも「外国人の売り注文が続いているという不安材料があるため、株高が続くがどうかは不確実な状態だ」との展望を出した。
李完培 roryrery@donga.com