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金徳龍・洪思徳議員 李総裁との話し合い拒否

金徳龍・洪思徳議員 李総裁との話し合い拒否

Posted March. 15, 2002 09:32,   

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金徳龍(キム・ドクリョン)、洪思徳(ホン・サドク)議員が14日、李会昌(イ・フェチャン)総裁からの話し合いの申し出を拒否したことをうけ、保守系議員らが両議員の糾弾に乗り出すなど、野党ハンナラ党の葛藤が深刻化している。

▲話し合い拒否〓2人は14日午前「我々の立場」と題した共同声明を発表し、「最近の一連の事態は、李総裁のワンマン支配の政党構造と李総裁の独善、公人として明快でない行動に起因したもの」と述べ「これに対するすべての責任も、これを収拾し克服できる案も、李総裁にあるのみだ」と主張した。

さらに「李総裁が、国民の前で真実ある決断を下すことを求める。その決断は、数人との取り引きや交渉の産物であってはならず、国民に向けた李総裁自身の答弁でなければならない」とし、話し合いの申し出を拒否した。

両議員は、公式の立場表明以外の他の政治的解釈を警戒したが、党内では2人の声明を「離党の地ならし」と解釈する者が多い。2人がすでに、改革新党結成の決心を内心固めた状態で李総裁に会ってみたところで、政治的取り引きでもするかのように映るだけだと判断し、話し合いそのものを拒否したという見方だ。

実際に金徳龍議員は同日、与野党の改革派議員らの会合である「和解と前進に向けたフォーラム」で「心はすでに整理できた状態だ。現政党では駄目だ」と語っている。

▲李総裁の対応〓李総裁と金徳龍議員が15日に会う予定であると明らかにしていた李総裁側は、話し合い拒否に当惑を隠せずにいる。

慶南道(キョンナムド)支部後援会の行事出席のため、昌原(チャンウォン)を訪れていた李総裁も、二人の声明内容の報告を受け不快感を示したという。李総裁は「日本訪問の後、金議員と会って党の団結と発展に向けた案を虚心坦懐に話し合うつもりだったが、今になって会わないなんて、何故なのか理解できない」と述べた。

李総裁側は、それでも当分は説得努力を続ける方針だ。しかし結果に対しては、日を増すごとに懐疑的になっている。

これに先立ち李総裁は、ソウル汝矣島(ヨイド)の党本部で開かれた党幹部会議で「政治は時に困難にぶち当たるものだ。重要なことは、中心を見失わずに党を守っていくことだ」と述べた。金淇春(キム・ギチュン)総裁特補団長も「非主流派に対して積極的に説得していくが、原則が揺らいではいけない」と語った。

▲保守議員の声明〓金容甲(キム・ヨンガプ)議員をはじめとする党内の保守系議員50人で構成する「正しい統一と堅固な安保を考える国会議員の会合」も同日声明を発表した。この声明は「危機に陥った党を救い出し、党の団結を通じて、必ず政権を獲得するという意志を結集させなければならない。一部で求める5月の全党大会での党役員選挙と大統領選の切離しと、集団指導体制導入は受け入れられない」としており、金、洪両議員を非難している。

さらに「側近政治主張は、事実のいかんはともかく、李総裁のリーダーシップを傷つけるるものだ。この機会に必要な措置を取らなければならない」としている。



鄭然旭 jyw11@donga.com · 李鍾鎡 taylor55@donga.com