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DRAM業界「IMT−2000に感謝」

DRAM業界「IMT−2000に感謝」

Posted March. 19, 2002 09:32,   

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「移動通信サービスがアップグレードすればするほど、DRAM業界は大喜び」

半導体メーカーが生産するDRAMの70%は、パソコンに使用される。

しかし、最近はPC一辺倒のメモリー市場に変化の風が吹いている。

携帯電話用メモリー半導体の需要が増えたことで、数兆ウォン台の新たなDRAM市場が形成されつつあるからだ。PC景気の停滞とともに「不要物」に転落したDRAMが、またもや貢献品目として浮上しているのも、このような理由からだ。

半導体の専門家らは、次世代移動通信「IMT−2000」サービスが開始されれば、DRAM市場がPCと携帯電話端末機の二強体制に再編されると予想している。

▲IMT−2000サービスはDRAM業界のニューホープ〓IMT−2000の最も大きな特徴は、動画を送受信できることだ。画像電話サービスなどが可能になったことで、新しい端末機は従来の製品の数十倍のメモリーが必要になった。

SRAMは集積度がDRAMのわずか25%レベルで、DRAMに比べて処理速度が劣るため、次世代通信サービスに適格ではなかった。しかし最近はメモリー業者らが複合DRAMチップを開発し、携帯電話端末機メーカーに納品している。

この分野で世界的に最もレベルの高い技術力を認められている三星(サムスン)電子は、昨年からすでにノキアと契約を結び、毎年10億個のオーダーDRAM製品を納品している。三星電子マーケティングチームの金一雄(キム・イルウン)常務は「次世代通信サービスが全世界で商用化されれば、毎年6億個以上の端末機の需要が生まれるだろう。三星電子は大型端末機メーカーと業務を提携して製品を大量納品しているため、DRAM部門の持続的で画期的な売り上げの伸びが期待される」と話した。

▲DRAM市場、PC用と携帯電話用の二強体制に〓今年は携帯電話用DRAMがDRAM市場全体の5%前後になると予想されている。まだPC用市場に比べ少ないが2005年以降からは、シェアが20%以上になると専門家は見込んでいる。

教保(キョボ)証券の金泳逷(キム・ヨンジュン)責任研究員は「PC用DRAMとは違い、携帯電話用DRAMは大きさと技術で差別化された要求に応えなければならないため、多様な市場形成が可能。携帯電話用DRAMは今後半導体市場の最大のキーポイントとなるだろう」という見通しを示した。



朴庭勳 sunshade@donga.com