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米シリコンバレーに活気戻る

Posted March. 19, 2002 09:24,   

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「ポスト・バブル(PostーBubble)」に、シリコンバレーが再び浮上している。

インターネットビジネスのバブルがはじけて、一時は「デス・バレー(Death valley)」とまで呼ばれていた米カリフォルニア州のシリコンバレーが景気回復の影響で、企業の情報通信への投資が増えるにつれて、再びその技術力が認められはじめた、と米時事週刊誌のニュースウィーク誌が25日付けの最新号でカバーストーリーとして掲載した。

シリコンバレーの資金源となるベンチャー・キャピタル投資は、昨年第4四半期に2000年以来初めて増加し、米政府の情報技術への支出も15%上昇した。

▲技術力で勝負〓バブル後のシリコンバレーのもっとも大きな特徴は、技術至上主義。1990年代後半にインターネット旋風が巻き起こっていたシリコンバレーは、証券市場の活況で企業的・経営的な側面が強調されたが、最近のシリコンバレーは主にその技術力で評価を受けている。

最近脚光を浴びているシリコンバレーの技術研究分野は、Wi−Fi(ワイファイ)、バイオインフォマティクス、ファイル・シェアリング、ナノテクノロジー、ウェッブサービスの5つ。

ニューヨークなどの大都市を中心に急速に広がっているワイファイ・システムは、特定周波数を共有する地域内で、アダプターのような連係カードさえあれば、無料で無線インターネットを使うことができる。現在、シリコンバレーでワイファイ開発に主力している企業はおよそ20社。

次にバイオインフォマティクスはコンピューターを利用して、生体情報を獲得する技術だ。昨年6月以来シリコンバレーで新たに設立されたバイオインフィマティクス企業は「DNAラウンジ」など30社におよぶ。最近大きな関心を集めている生命工学技術である人体情報地図のソフトウェア、DNA測定チップなどは、すべてシリコンバレーで作られたものだ。

ファイル・シェアリングは昨年米裁判所から配布中止命令を受けたナップスターのような無料ファイル共有プログラムを合法化し、商業化できる技術だ。

ナノテクは半導体チップなど情報通信機器を小さく精密に作る技術。シリコンバレーの巨人と言えるインテル社は、最近、従来のチップが入る25万個のトランジスターを10億個まで細分化させる技術開発に成功した。この分野の代表的な企業に、「ナンテロ」、「エイリアンテクノロジー」などがある。

▲再び帰ってきたシリコンバレーの巨人たち〓最近、シリコンバレーが再び脚光を浴びているのは、過去に名声が高かった先端技術界の巨人たちが次々と復帰していることも深い関連がある。

スティーブ・ジョブスとアップルコンピュータを共同で創業したスティーブ・ウォズニアックが、「ワンズ・ドット・コム」という無線インターネット企業を創業し、再び技術開発に専念している。

このほかに、インターネットビジネスのバブルに嫌気がさして、シリコンバレーを離れたアップル超小型コンピューター「ニュートン」の開発者、スティーブ・キャップスと検索エンジン「エクサイト」の技術担当者、グレアム・スペンサーなども復帰している。



鄭美京 mickey@donga.com