Go to contents

ウッズ、今シーズン初勝利 通算30勝

Posted March. 19, 2002 09:28,   

한국어

「ウッズ天下」がまた始まるのか。

今年出場した6大会で、毎回エンジンがかかるのが遅かったため無冠に終わっていた「ゴルフの王」タイガー・ウッズ(米国)が、昨年初勝利を予告していた米男子プロゴルフツアー、ベイヒル・インビテーショナル(賞金総額400万ドル)で今季最初の勝利を手にし、ついに無冠から脱出した。

ウッズは、今大会でさまざまな記録を同時に塗り替え、まるで「特別な」優勝パーティーのためにわざわざ初勝利を先延ばしにしてきたのではないかとささやかれるほどだ。

ウッズは18日、フロリダ州オーランドのベイヒルGC(パー72)で行われた大会4ラウンドで3アンダー69を打ち、最終合計13アンダーで「南半球のウッズ」マイケル・キャンベル(ニュージーランド)に4打差をつけて勝利した。

これでウッズは今シーズン初めての優勝を果たし、37年の大会史上誰も達成できなかった同大会3連覇を達成した。また個人通算30勝という記録を作り、通算30勝の米ツアー最年少記録(26歳)も樹立した。

また、ウッズはすでに3年連続優勝を果たしたメモリアルとNECインビテーショナルに続き、米ツアー初の「3大会3連覇」の偉業を達成した。

しかしこれだけではなかった。優勝賞金72万ドルを獲得し、シーズン賞金157万5500ドルで124万3555ドルの2位のブラッド・ファクソン(米国)を抜き1位になり、4年連続賞金王の記録に向かって走り出した。

ウッズは昨年も同大会優勝をはじめ「第5のメジャー」プレーヤーズ選手権と、シーズン初のメジャー大会であるマスターズまで3連勝を果たしていることから、その栄光が再度達成するかに関心が集まっている。

今大会の会場から近いアイルワースに住むウッズは「ホームギャラリーの前でのプレーはとても楽しく、一生懸命トレーニングしたおかげで優勝の他にも多くの成果が得られた」と喜んだ。

大会主催者で自らが持っていた2大会3連覇の記録が破られるシーンを現場で見ていた「ゴルフの伝説」アーノルド・パーマーは「ウッズはすごいことをした。今後も素晴らしい偉業を達成し続けるだろう」と評価した。

前日僅差のリードで単独1位を守ったウッズは、首位で最終ラウンドを迎えた24の大会では22回優勝しているという「逆転を許さない」強さを発揮し、追い上げを振り切った。

この日ウッズは最初のホールでボギーを犯した後、激憤してパターを投げつける一場面もあったが、巧みな試合運びで後半はボギーなしで3バーディーを奪い、勝利を守りきった。

一方、この日一時ウッズを抜いてトップに立った左利きのフィル・ミケルソン(米国)は最後の3ホール連続ボギーで、計8アンダーで3位タイに終わった。



金鍾錫 kjs0123@donga.com